横浜市で開催されていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は14日、経済成長の安定を強調した15年までの戦略ビジョンを盛り込んだ総括宣言を採択して閉幕した。
APEC加盟国は保護貿易への反対を訴えながら、競争的な通貨切下げを回避し、世界貿易機関(WTO)の規制に沿わない投資あるいは貿易における新たな措置の構築を控えることで合意した。
ロシアは2012年のAPECサミット開催の日程を発表。極東ウラジオストクのルースキー島で9月8-9日に開催する予定。横浜でロシアのメドヴェージェフ大統領が伝えた。ロシア初のAPEC首脳会議開催となる。
APECには現在、ロシア、米国、中国など21カ国・地域が加盟。同地域は、国内総生産(GDP)53パーセント、世界の貿易高44パーセントを占めている。