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エース羽鳥慎一が日テレを逃げ出したこれだけの事情

2010年11月14日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ 

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 日本テレビの羽鳥慎一(39)が来年3月限りで同局を退職することを決意というので大騒ぎだ。今後は「ミヤネ屋」の宮根誠司(47)も在籍する芸能プロ「テイク オフ」に所属し、フリーでバリバリ稼ぎまくる。

 羽鳥は朝の情報番組「ズームイン!!SUPER」の司会を担当する同局の“朝の顔”。フリー転身を決意した裏にはどんな事情があったのか。

「一番の理由は給料の大幅削減でしょう。日テレは会社側が導入を目指している新賃金制度をめぐって会社と労組が交渉中。すでに3度もストが決行されるゴタゴタ続きです。新制度は完全な人件費抑制策で、推定年収1200万円といわれる羽鳥のケースだと最悪800万〜900万円に下がる可能性もある」(日テレ関係者)

 下がるとはいえ、テレビマンの高給体制は相変わらず。贅沢(ぜいたく)な悩みだが、羽鳥の退職にはもうひとつ深刻な理由がある。実は「ズームイン」が来春に大幅リニューアルされ、羽鳥も降板が決定的といわれているのだ。

「長らく朝の情報番組は『ズームイン』の独壇場でしたが、最近は『めざましテレビ』の後塵(こうじん)を拝している。テコ入れ策として羽鳥を降板させ、後任にPL学園時代にレッドソックスの松坂と甲子園で投げ合った上重聡の起用が持ち上がっています。羽鳥としては降板決定後に退職ではカッコがつかない。そのため、今のタイミングでフリー転身を“表明”したのでしょう」(制作会社関係者)

 ちなみに、羽鳥と一緒に司会を務めている西尾由佳理アナにもフリー転身説がある。西尾に先を越されたら、言いづらくなることも急いだ理由か。

 もっとも、羽鳥は来年40歳。30代のうちに一世一代の決断をしたかったに違いない。とはいえ、局内では羽鳥に同情する声や期待する声は少数だ。

「羽鳥は退職を上層部にだけ伝えていて、知らされていなかった現場スタッフはムッとしている。スタッフルームの空気は最悪」(日テレ関係者)

 降板までの残り4カ月を無事に乗り越えて“テイクオフ”となりますか。

(日刊ゲンダイ2010年11月11日掲載)





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