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【APEC】首相「日本は再び大きく国を開く」 CEOサミット2日目 冒頭あいさつ全文 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:G7・G20・APEC
21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせ、企業経営者と各国首脳らが意見交換する「APEC最高経営責任者(CEO)サミット」の2日目の討議が13日午前、横浜市内のホテルで始まった。CEOサミットに出席した菅直人首相の冒頭あいさつは次の通り。
みなさまの横浜へのご来訪と、APEC・CEOサミットへのご参加に、心から歓迎の意を申し上げたい。ビジネスの最前線におられるみなさんと、世界と地域の経済を牽引(けんいん)してきた経験を含め、お会いできることを大変光栄に思っている。
今日と明日の2日間、APEC首脳会議が開催される。APECは創設から21年が経過したが、今まさにアジア太平洋地域は世界の中でもっとも活力に満ちた成長センターとなっている。私たちを取り巻く環境は今後もダイナミックに変わり続けると思う。APECは進化を続けなければならない。
その中で、今年のAPECには、2つの大きなテーマがある。一つは、APECの中間的な理念である貿易投資の自由化・円滑化、この分野をさらに掘り下げ、ヒト、モノ、カネが行き交いするアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現にさらに踏み込むことだ。もう一つは、世界経済、地域経済が直面している新たな課題に持続可能な成長を達成するため、APECメンバーが認識を共有することが重要だ。
私たちはAPECとして初めて成長戦略の策定を目指す。私はこの地域の将来について、APEC首脳のみなさんと議論を深め、共通理解を得られるよう、議長として最善を尽くしていく。ビジネス界のみなさんからも力強い提案や協力をいただいたが、これからもお願いしたい。