2010年11月14日10時29分
国民新党沖縄県連と沖縄の地域政党そうぞうは13日に那覇市で合同会議を開き、28日投開票の県知事選で新顔の伊波洋一・前宜野湾市長を支持することを決めた。会議に出席した国民新党の下地幹郎幹事長(衆院沖縄1区)も伊波氏支持を表明。革新勢力を支持基盤とする伊波氏を、保守層に軸足を置く下地氏らが側面支援する形となった。
下地氏は会議後の記者会見で、米軍普天間飛行場について「伊波氏は4年間、私は10年間でグアムなどへの移設を主張しており、ずれは埋めていける」と強調。日米両政府が合意した名護市辺野古への移設は「伊波氏が勝てば、日米はできないと考え、新たな動きが出てくる」と語った。
下地氏は対立候補で現職の仲井真弘多氏に関し、「鉄道の導入や那覇空港第2滑走路の建設などが進んでいない。(昨年に)私が与党になっても一緒に陳情したことがない」と指摘。そうぞうの当間盛夫代表は「仲井真県政をリセットし、伊波氏と新しい振興策を作る」と語った。