小吹 伸一 パーソナルログ

小吹伸一と申します。 ここでは、主に個人としての思惟や行動を基準に書いてゆきます。 どなたかの、何かの役に立てばさいわいです。

小沢一郎応援の署名活動 3日目・新宿駅南口



本日は、いい天気になりすぎた。
雲切れひとつない、すばらしい晴天で、猛暑が瞬発的に舞い戻ってきたようだった。

13時ちょうどに新宿駅南口に到着すると、主催の岡本さんは、シャツの襟元に大きな汗染みを浮かべて、洗顔したてのようにびっしょりだった。
きょうはキツいっすねー、と互いに言い交わして配置についた。

独立党関連で、けっこう来てくれたことがうれしかった。党員・心情党員で10名。

呼集をかけたりはしていない。みな自主的に参集した。

大きな横断歩道の渡り口の両側に分かれて、署名を呼びかけてみる。
反応はわるくない。わりと集まる。この3日間の中では、もっともいい調子だ。

ところで、この運動はご存知のように、「小沢一郎議員の民主党議員としての地位保全を求める」署名活動なわけだが、連続声出しをやってみていただくとわかるが、これはちょっと長すぎる。言ってるうちに、人は通りすぎてしまう。思い切り畳むことにした。

「小沢一郎議員を応援する署名運動です。小沢一郎議員を支持する署名をお願いしております。小沢一郎がんばれ、の応援の署名をお願いしております」

これだと、通過するまでに、2,3回は「小沢一郎」の名前が耳に入る。

五十代ぐらいの女性が足をとめてやってきて、「小沢さんを何? 応援してるの?」

「応援してるんです」

「ああよかった。うっかり反対のほうに署名したら大変だから」

こういう反応は何度かあった。「小沢一郎を糾弾する」運動ならこれまで路上で、エセ右翼の連中がやっていたが、応援の方は、まだ珍しいだろう。だいたい、他の人々がやっているなら、私はここにいない。

で、「小沢一郎議員を、『応援する』、署名活動です」と、「応援」を強調することにした。

しかし暑かった。岡本さんも、水分と休憩はじゅうぶんに取るようにと、今日の協力者に言ってくれていたが、実際、目がくらみそうな陽光が降り注いでいた。

それで、署名してくれた人の複数から、ペットボトルの飲料が、全員でも飲みきれないほど差し入れられた。これは解散時に、一人2,3本づつ持ち帰った。甘いお菓子までいただいた。

背後でクラクションが鳴らされた。タクシーの運転手が窓から、「小沢が何だって?」と声をかけてきた。独立党のみけねこさんが主旨を説明すると、よろこんで署名してくれた。

スキンヘッドの、知的とはいえない面相の男が、拳の中指をおっ立てて、私の顔につきつけながら歩み去った。

「検察がおかしいよなあ。小沢さんだけの問題じゃないよ」という人。

ネットで署名しようとしたが、うまくゆかなくて(プロバイダによっては、サイトがうけつけないらしい)、新宿まで署名しに来てくれた人。

独立党のサイトをよく見ているという人。これもけっこういた。

足早にやってきて、「書かせてくれ」と言い、書くと無言でさっと遠ざかった人。

夫婦で書いた人。親子で書いた人。面白いことにといっては何だが、女性がけっこう多かった。小沢氏は意外とあれで、女性に人気があるようだ。

そういえば、イケメンの政治家にろくなのがいない(前原とは言っていない)。

体育の日の振り替え休日で、人は多い。が、まったくの休日の昨日と比べると、行き交う人にややゆとりが乏しい感じがあった。薄暗くなると、署名してくれる人がこころもち減ったようだった。

17時30分をもって、終了・撤収とした。本日トラブルなし。

先刻、岡本氏のツイッターで知ったが、この日集まった署名は、190名分。

https://twitter.com/#!/keiichi__/status/27028635169

岡本氏も、私も、ほかおそらく今日集まった全員、今回の運動までは街頭での署名活動などやったこともなかったので、それにしてはわりあいに好成績と言えるのではないかと思う。

署名数という「成果」だけが問題なのじゃない。

「小沢一郎議員を応援している」という人間が、路上にずらっと並んで呼びかけ、賛同者の応答を引き出すというできごと、「呼応」ということが重要なのだと実感した。

待ってましたとそれに応答する人間が、かならず存在する。
その人たちは、決していいかげんな気持ではないのだ。

理解者はどこにいるのか? 
深く物事を見定めようとする人は、どれだけいるのか。

「その人」は、どこにでもいる。

期待するほど多くはない。が、希望を抱くに充分なだけ遍在している。

きっかけがあれば、その人々はできることを、惜しまずやってくれる。

ところで、そのきっかけを作ってくれた岡田氏は、今晩署名をとりまとめ、明日、民主党本部に提出する。同行を申し出て、ご快諾いただいた。

民主党本部がどのように、こうした署名を受け止めるものか、明日見届けさせていただく。

今日も、終わって、チェーンの居酒屋で歓談した。

地理や業務や立場上の制約から、この3日間の活動に参加できなかった人たちに申し訳ないほどの、うまいビールを飲むことができた。

今日、ご署名くださった方々、ありがとうございました。

また、ネット署名の拡散普及に尽力してくださった、全国の有志の皆様にも、深く感謝いたします。

ネットでの署名活動は、今後も続きます。明日の民主党への提出は、「中間報告」です。
引き続き支持の輪を、大きく広げていただけますよう、お願いいたします。

【小沢一郎議員の民主党議員としての地位保全を求める署名】

http://www.shomei.tv/project-1619.html


【元記事コメント欄より】

不本意ながら途中離脱とはなりましたが、今回は得がたい経験をさせていただきました。声出しに少々の抵抗を感じたのも束の間、慣れてくるにつれて反応を観察する余裕も生まれ、正直けっこう楽しんでました。久しぶりに大声張り上げてストレスも発散出来ましたし。お陰様で出勤時には気分スッキリで(^^)v。
 小沢氏を応援していると聞いた途端に怒り出す人、信号待ちの間に無関心を装いつつも耳だけコッチ向いてる人、道行く人の反応も様々でしたが、参加者のアピール方法にも思い思いのバラエティがあって、「これぞ草の根」って感じでしたね(^^)b。
 三日にわたる署名運動、お疲れ様でした。セシリアさん、お風邪をこじらせぬよう、お大事になさって下さいませ。

投稿 ゴンズイ玉 | 2010/10/12 05:11

 初めての署名呼び掛けは緊張しました。ポスターを見せながら呼びかけ続けてきましたが、
一瞥をくれることもなくスルーするひと、気に掛けながらも通り過ぎる人(このパターンが最も多かった)、
いろいろありました。
 少ないながらも理解を示してくれる人が署名してくれて、微力ながら力になれたかなと思います。

投稿 ビートたけレ | 2010/10/12 08:35


皆さん暑いなか、大変お疲れ様でした。

真実の輪が大きくなっていく事を期待せずにはいられません。

僕も地元の小沢ガール事務所に連絡してみます。 
投稿 電撃 | 2010/10/12 09:29


署名活動お疲れ様です、私も手伝うことが出来ればいいのですが、東京とは遙かに離れている片田舎なもので願いが叶いません。本当にご苦労様です、ネットの署名は済ませ拡散もしています。

皆様の願いが通じることを信じております、風邪など引かないように注意をしてくださいませ。

投稿 迷い人 | 2010/10/12 11:46
  1. 2010/11/09(火) 23:40:17|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

PanOrient News

ずいぶんと古い記事を引っ張ってきた人がいるんですね。

http://richardkoshimizu.at.webry.info/201011/article_32.html

http://www.panorientnews.com/en/news.php?k=485

ついーと世界は一次情報の発信源を特定するのが難しいですので、見るのもイヤでしたが、本日のリチャード氏の記事を読んで、イヤでも見なければなりませんでしたが、どのような話の流れで、あのようなマイナー英文記事が引き合いにだされたのかがちょっと分かりません。

あの記事の原稿元を提出したと思われる「マイケル・ペン」という男への報復措置として、リチャードブログにて彼の実名とサイトの宛先をリンクしたうえで、責任を取る旨書き込みましたが、未だ承認されません。

私に話しかけてきた男が、本当にマイケル・ペン本人なのか、又は成りすましの別人であったのかは、今となってはど〜でも良くなりました。

私自身も、今回の騒動で冷めました。
退会届は、近いうちに送ろうと思っています。

また近いうちに、御夫婦とお会いしたいです。
  1. 2010/11/13(土) 15:03:05 |
  2. URL |
  3. 片田 清志 #t5k9YYEY
  4. [ 編集 ]

片田様

私の呼びかけに応じて下さったために、ご迷惑をかけました。

またお目にかかれれば。
あのときお越しいただいたことは嬉しかった。本当です。
  1. 2010/11/13(土) 19:55:52 |
  2. URL |
  3. 小吹 伸一 #-
  4. [ 編集 ]

小吹さま

迷惑を掛けただなんて考えないでくださいね。

自分の志向する方角へ、赴くまま向かっただけですので。
全然後悔なんかしていませんし、有意義だったと思っています。

自分の志向するものと独立党が合致したのが去年で
さらに、より具体的な志向が見えたのが先月だったのです。

風の吹くまま気の向くまま・・・
人間「片田清志」が、自分の感性に従ったまでのこと。

小吹さんやセシリアさんの考え方
私の感性に近いものがあって好感を持っていますよ。

これからもよろしくお願いします。
  1. 2010/11/14(日) 09:14:23 |
  2. URL |
  3. 片田 清志 #t5k9YYEY
  4. [ 編集 ]

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