誹謗中傷、騙し裏切り、買収恫喝はあたりまえ。
怪文書もいわば祭りを彩る風物詩。
しかし、荒ぶる選挙にもまれてきた松山市民にとっても
今回の市長選は新たな衝撃を与えている。
奇口と暴士それぞれにまつわる2枚の怪文書。
その中身を見た市民はあまりの下劣さにもれなく絶句するという。
ほぼ同じ体裁と様式でかかれた2枚の怪文書。
どこの陣営が作成元かは明らか。
配布には陣営幹部内でも深夜まで賛否が分かれた。
だが、最終的に決断を下したのはあの若き死長。
暴かれたくない過去12年の秘め事の数々。
後ろめたい焦りと恐怖が50歳の心を徐々に蝕み始めていた。