2010年11月06日(土)
流出させた「犯人」を法的に処罰できるのならやればいい
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リアル知り合いや実家の家族が管理人を流出の犯人扱いして酷いでゲソ

・・・普段の行いがまずいんじゃなイカ



というのは置いといて。
ビデオ「流出」について「危機管理」「情報管理」の問題となってきている。

【菅ぶら下がり】尖閣ビデオ流出問題「情報管理がしっかりしていない」(5日夜)
−−首相が一報を受けたときに感じたことは

 「先ほどの質問とよく似ていて、テロ情報の流出があり、今回はこのビデオ流出ということで、相当そうした国のと言うか、情報管理がしっかりとした形になっていないという危機感を強く覚えました」
尖閣沖ビデオ流出 危機管理の在り方が問われる
 先月末には警視庁公安部が作成した可能性が高い国際テロ関連の文書が、ネット上に流出していることが明らかになったばかり。相次ぐ失態で、政府の情報管理のずさんさと、危機管理の危うさを露呈する形となった。
 しかし、厳しく情報を管理したとしても、固い意志を持って情報を外に出そうとする者がいれば、法的なリスクを犯してでも持ち出すことになるだろう。その奥にある問題は、なぜそのような人物が出てきたか、ということである。

 それはやはり、現政権の決定に不満を持つ人物がいるということであろう。

【尖閣ビデオ流出問題】海保?検察?一体誰が 捜査関係者しかアクセスできぬ映像
動画投稿サイトで公開された漁船衝突事件のビデオ映像は、海保と検察の限られた捜査関係者しかアクセスできない種類のものだ。

 海保によると、現場で撮影された映像は数時間に及び、すべてを石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が事件の証拠として那覇地検に提出した。石垣保安部も原本のコピーを所有している。
那覇地検か、石垣海保か・・・政府機関、法執行機関が不満分子を抱えていることになるだろう。当然、本心ではそんなことを明らかにはしたくない。

尖閣ビデオ:海保幹部ら口重く「うちでなければいいが…」
流出元は特定されていないが、どちらかの組織から流れた可能性は捨てきれず、幹部たちの口は一様に重かった。「うちでなければいいが……」。5日未明から対応に追われた海保の職員は疲れた表情でつぶやいた。

…ただし、法務検察幹部の中には内部からの流出に否定的な声も多い。「こっちが白だと言ったら、相手(海保)が黒だと言っていることになる」。幹部の一人はそう説明した。
検察からの流出に否定的 法務省首脳、ビデオ問題で
 法務省首脳は5日夜、中国漁船衝突ビデオ流出問題をめぐり「検察から流れた可能性はほとんどない」との見方を示した。都内で記者団に語った。
ビデオが検察に提供するために石垣海保で編集されたものの可能性が高くなってきた。こうなると受け取った検察側か編集や提出にかかわった石垣海保側の限られた人物に絞られてくるだろう。

石垣海保で編集の「証拠用」か
流出映像は石垣海上保安部(沖縄県)が那覇地検に提出した証拠用データの可能性が高く、海上保安庁と検察当局は、映像が内部の人間によって意図的に漏えいされた疑いが強いとみて、ビデオの保管状況や流出経路について本格調査を始めた。
石垣海保編集の映像か=長さや内容酷似、地検に提出−尖閣ビデオ流出
 動画サイトで公開された映像は6本で計約44分だった。捜査関係者によると、那覇地検に提出されたのは1本にまとめられたものだが、映像の長さや編集の仕方、内容が酷似していた。
 これを含め、石垣海保は複数の映像を提出したが、地検側では映像を編集していないという。
 この「流出」させた人物を歓迎する向きも多い。

【石原知事会見詳報】尖閣ビデオ流出「結構なこと」「自衛隊駐留キャンペーンやる」
尖閣ビデオ:石原都知事「結構なこと」
 東京都の石原慎太郎知事は5日の定例会見で、沖縄・尖閣諸島沖で撮影された中国漁船衝突のビデオ流出について「『冗談じゃない。実態を見てもらいたい』という内部告発だろうが、結構なことじゃないか」と述べた。
(都知事はまずデマを公共の電波に乗せたことの責任を・・・)

【尖閣ビデオ流出問題】「政権の判断ミス」「投稿者は憂国の士だ」元内閣安全保障室長・佐々淳行氏
 一部で、(ビデオを)漏洩(ろうえい)したのは、海上保安庁か検察庁かという話で厳正に捜査するように言っているが、本来は公開すべき情報で、私は弁護に回ります。中国側が悪いんだから公表すべきだという正義感に燃えた、そういう人間が公表したと思う。投稿者は愛国心に燃えた憂国の士だ。
「犯人捜ししないで」8割…海保に電話100件
 東京・霞が関の海上保安庁広報室には、ビデオ映像の流出が明らかになった5日、映像を見た国民からの意見や問い合わせの電話が、約100件相次いだ。

 同室によると、同日午後7時過ぎまでの間、「仮に流出させたのが海保の関係者であっても処分はしないでほしい」「犯人捜しはしないで」といった意見が計83件に及んだという。一方、情報管理の甘さを批判するものは計14件で、「これまでなぜ映像を公表しなかったのか」などという質問の電話も数件あった。
「内部告発」「憂国の士」で済ませていいのだろうか?今回の釈放決定にはじまる政府対応に不満を覚えているのは、流出させた人物だけではない。海上保安庁全体に政府への不信感がくすぶっている。今回は個人の行為で済まされそうだが、もし、これが個人ではなく、組織として行われたものであったとしたら・・・?

 海上保安庁はたかだか1万2000人程度、予算も1500億円を超える程度の弱小官庁だ。しかし、忘れてはならないのはこの一外局は、警察よりも強力な武装を保有し自衛隊よりも強力な権限を持つ対外警備機関なのである。必要であれば数十隻の武装した巡視船艇、数千人の武装した海上保安官を集めることができる。

過去最大規模の70隻以上が警戒、APEC海上警備も本格化/横浜
 アジア太平洋経済協力会議(APEC)横浜の開催が直前に迫り、海上警備が本格化してきた。第3管区海上保安本部(横浜市中区)によると、全国から招集された約2千人の海上保安官と巡視船艇70隻以上という過去最大規模の警備体制で本番に備える。

 もちろん海上保安官は文民であり、シビリアン・コントロールとも無縁だ(長官職については現状任官できないが)。しかし、今回の一連の流れによって現場は存在意義を否定された印象を持ち、士気低下は激しさを増した。積み重なってきた不信は創設以来のものといってもいい。下手をすれば「船長釈放」という現政権の下した「法の手続き」の否定が、より大きなガバナンス(統治)の崩壊すら引き起こしかねない状況を生み出しているのだ。



 本来隠す必要のなかった情報をひた隠し、「司法の独立」「法の手続き」を事実上否定した政府が今回は、「刑事訴追」に対して異様なほど熱心だ。

馬淵国交相「もし流出しているとすれば犯罪行為」
 中国漁船衝突事件を撮影したとみられる映像がネット上で公開された問題について、馬淵澄夫国土交通相は5日午後に開かれた衆院国土交通委員会で「もし流出しているとすれば犯罪行為。捜査も必要になる」と述べた。
尖閣ビデオ流出:投稿者に刑事責任も
 警察や検察の関係者によると、流出したビデオが海保などから不正に持ち出されていた場合は、窃盗罪などにあたる可能性がある。電子データ化された映像を保管したパソコンに不正侵入し、映像を流出させていれば、不正アクセス禁止法違反に該当する。映像を流出させた人物が、仮に海保職員などの国家公務員だった場合、国家公務員法の守秘義務違反にあたる可能性もあるという。
【尖閣ビデオ流出問題】「刑事事件」と強調し一線を画す作戦か
 仙谷氏によると、5日午前に中国大使館から外務省に事実関係の照会があり、同日昼には北京の外交ルートで「関心の表明と憂慮の意」が伝えられた。外務省は「映像の真偽についてコメントする立場ではない」と返答した。

 仙谷氏は記者会見で「必要なら司法当局の捜査とする判断もしなければならない」と語った。流出を、政府の意思と反する刑事事件と強調したいようだ。

 日中首脳会談の実現を優先させるあまり、中国漁船による犯罪は棚に上げ、新たな「事件」については中国側に謝罪する−。そんな本末転倒の事態すら予感させる。(船津寛)
【尖閣ビデオ流出問題】仙谷氏、調査で判明すれば中国に説明
 仙谷由人官房長官は5日午後の記者会見で、中国漁船衝突事件とみられるビデオ映像流出に関し「事実関係を調査できれば、しかるべく中国に説明する」と述べた。
 「捜査」できるものなら、そうすればいい。「逮捕」できるのなら、そうすればいい。そして「処分保留」や「不起訴処分」にせずに「起訴」したらいい。それこそが、あの時、海上保安庁が望んだ「法手続き」だ。中国人船長にはできなかったことが、ひょっとしたら検察関係者や海上保安官に対しては下されるのだ。なんとすばらしい「司法制度」であろう。

 なんの根拠があって、「情報流出」という刑事事件の情報を中国に「流出」させるのか。

 当然今回の映像「流出」事件は、国民が望んでいたとはいえ「犯罪行為」である。この国の異様さを明らかにするためにも、「犯人」とされる人物は堂々と名乗り出てほしい。
2010年11月6日 11時29分 | 記事へ | コメント(3) | トラックバック(0) |
| 海上保安庁 / 尖閣諸島問題 |
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2010年11月12日(金) 21:42 by 通りすがりのコピペ星人  コメント削除
>流出させた「犯人」を法的に処罰できるのならやればいい

その通りだよね。
私たちが選んだ政治家が中心になって国家を運営しているのに、その国家の意思に歯向かったのだから、本来なら国家反逆罪が適用されてもおかしくない事案だよね。
国家に反逆した者の罪を問えないなら、証拠隠滅をはかっていた単なる盗人を守秘義務違反などという上等な罪で裁こうとせずに、不正アクセス禁止法違反、著作権侵害、窃盗罪、肖像権の侵害などのショボイ罪で裁き、懲役刑にすべきだね。

盗人保安官を罪に問えないなら、一番困るのは再び政権につく可能性のある自民党だろね。
>本来なら国家反逆罪が適用されてもおかしくない事案だよね。

 駄目。刑法の犯罪構成要件(何をすれば罪になるのか)がはっきりせず、当局側の恣意による運用のおそれがあるため、罪刑法定主義に反するので近代憲法(日本国憲法も含む)下では違憲になる。

>ショボイ罪で裁き、懲役刑にすべきだね。

 別件逮捕などもっての外。

>一番困るのは再び政権につく可能性のある自民党だろね。

「私たちが選んだ政治家が中心になって国家を運営している」以上、一番の責任&一番困るのはお前さんたち一般国民。お前さんは健忘症者か?
2010年11月14日(日) 09:50 by 通りすがりのコピペ星人  コメント削除
>駄目。

現在の日本には国家反逆罪はありません。
ダメだとかいいとかという問題ではないよね。
だから国家に反逆した者の罪を問えないならとなるのでしょうね。

>別件逮捕などもっての外。

なぜ?別件逮捕の根拠は?
国家に反逆した者の罪を厳しく問えないなら、併合罪で裁くしかないということでしょうね。別件逮捕ではないですね。

>一番の責任&一番困るのはお前さんたち一般国民。

『保安官を罪に問えないなら、一番困るのは国民。』という認識が一般の国民あればいいよね。ある統計では処罰すべきでないが85.4% 処罰すべきが14.6%。国民が一番困るという認識が欠如しているからそういう結果になったのでしょうね。
真っ当な14.6%の国民が困ることになるでしょうが、一般国民が困るかどうかは未知数でしょうね。

再び政権についた自民党が自治労に苦しむ姿がみものですね。無理かな?
返信ありがとうでした。
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