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菅首相の求めに応じ「会見」=世論意識、発表文を推敲か―中国

時事通信 11月14日(日)0時3分配信

 中国外務省は13日夜、胡錦濤国家主席と菅直人首相の会談概要を発表した。それによると、胡主席は「菅首相の求めに応じて会見し、懇談を行った」とした上で、「両国が平和、友好、協力の道を歩むことは両国と両国民の根本的な利益に合致する正確な選択だ」と述べ、日中関係の改善に前向きであることを強調した。
 同省は会談について「会晤」(会見)という中国語を用いた。通常は「会見」を用いるケースが多いが、「ニュアンスに違いはあるものの、ほとんど同じ意味」(中国外交筋)。ただ、先月のブリュッセルでの菅首相と温家宝首相による非公式会談で中国外務省報道官が発表した「交談」(懇談)より格は上だ。また、日中関係筋によると、実際に中国側はこの日の会談を「会見」と位置付け、「正式」なものと見ていたもようだ。
 そのため当初、政府系通信社・中国新聞社も「会見」を使っていたが、その後、国営新華社通信や外務省発表は「会晤」で統一。背景には「何らかの意図がある」(中国外交筋)とされ、通常の正式会談との違いを示す意図や、「会見」より「懇談」の方に重点を置く狙いがあったとも指摘される。
 胡、菅両氏の会談は、国家指導者の動静を伝える国営中央テレビの夜7時のニュースでも伝えられなかった。また、発表では「菅首相が胡主席の中日関係発展に関する意見に完全に賛同した」と強調しており、国内の反日世論に配慮し、発表内容を慎重に推敲(すいこう)した結果とみられる。 

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最終更新:11月14日(日)0時52分

時事通信

 

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