June 2005
June 21, 2005
つくる会本回収
マスメディアで取り上げられる機会がなかなかないのでここでも取り上げておきます。「つくる会」の西尾幹二・八木秀次氏による『新・国民の油断』(PHP研究所、2005年)が、出版社によって回収されていると報じられました(『朝日新聞』6月18日付け朝刊。asahi.comアップロードは2005年06月17日19時23分)。スクープした朝日の記事によると、回収の理由は、
「HIVや性教育に詳しい岩室紳也医師の写真が本人に無断で掲載されたほか、岩室氏にかかわる記述に誤解を招きかねない点があったこと」
とのこと。
「書き方に問題があり、肖像権も侵害された。大変迷惑しており、抗議した」
という岩室医師の談話も掲載されています。版元のPHP研究所は、「修正の上、8月中旬をめどに再度出版する」としているそうだけれど、プロの編集者が関わっていたのなら、大びっくりのやってはいけないミスです。
毎日新聞が追いかけています。
「PHP研究所:刊行の「新・国民の油断」を回収」@MSN-Mainichi INTERACTIVE
「HIVや性教育に詳しい岩室紳也医師の写真が本人に無断で掲載されたほか、岩室氏にかかわる記述に誤解を招きかねない点があったこと」
とのこと。
「書き方に問題があり、肖像権も侵害された。大変迷惑しており、抗議した」
という岩室医師の談話も掲載されています。版元のPHP研究所は、「修正の上、8月中旬をめどに再度出版する」としているそうだけれど、プロの編集者が関わっていたのなら、大びっくりのやってはいけないミスです。
毎日新聞が追いかけています。
「PHP研究所:刊行の「新・国民の油断」を回収」@MSN-Mainichi INTERACTIVE
June 20, 2005
7.10緊急カンパ要請
私たちの活動をご理解、ご支援いただいているみなさまにお願いです。当「教育と自治・埼玉ネットワーク」では、恐縮ながら、緊急カンパ要請をさせていただくことになりました。このカンパは、来る7月10日午後に埼玉大学を会場として企画している市民レベルの国際シンポジウム「アジアに平和をもたらす歴史教育を考える―未来に生きる子どものために」のためのものです。以下説明させていただきます。
先に、坂本共同代表が韓国を訪れ、韓中日シンポジウムに参加する他、所沢市と姉妹都市提携をしている京畿道安養市を表敬訪問しましたが、この訪韓計画が明確になった時に、県内でも市民レベルの交流を深めようということで、韓国からお客さまをお迎えして、国際シンポジウムを開催することになりました。現在その調整中ですが、このシンポジウムの開催のためには、多大な費用がかかると予想されます。しかるに、当会の会計じたいもたいへん逼迫している状況があり、また、シンポジウムまであと20日しかなく、これでは到底私たちの力だけでは実行できないと、ブログその他で緊急カンパを呼びかけるのやむなきにいたりました。
詳細が決定しましたら当ブログにてお知らせいたします。また、残金が出ましたら、当ネットワークの会計に繰り入れさせていただくことも含め、有効に使わせていただきます。どうか、この国際市民シンポジウムの趣旨をご理解いただき、カンパをよろしくお願いいたします。
3月23日にノ・ムヒョン大統領演説が韓国国民に向けて行った演説では、
と述べられました。このような演説を受けて、日本国民である私たちができることは何なのか、ぜひたくさんの方々にお集りいただいて、韓国からのお客さまとともに、語り合いたいと思います。どうか、この国際シンポジウムを支えてくださるよう、お願いいたします。
カンパ振込先:
郵便振替口座;00170-2-760310
口座名称;教育と自治
*振替料金までご負担いただくことになり、まことに申し訳ございません。郵便振替用紙には、「7.10緊急カンパ」と明記していただく他、お名前公表の可否(「可」としていただいた方のお名前を、カンパ総額とともに当ブログに掲載する予定です)、メッセージ(ございましたら)などお書きください(当ネットワークの賛同会費2000円も含む場合には、そのことも明記お願いします)。
先に、坂本共同代表が韓国を訪れ、韓中日シンポジウムに参加する他、所沢市と姉妹都市提携をしている京畿道安養市を表敬訪問しましたが、この訪韓計画が明確になった時に、県内でも市民レベルの交流を深めようということで、韓国からお客さまをお迎えして、国際シンポジウムを開催することになりました。現在その調整中ですが、このシンポジウムの開催のためには、多大な費用がかかると予想されます。しかるに、当会の会計じたいもたいへん逼迫している状況があり、また、シンポジウムまであと20日しかなく、これでは到底私たちの力だけでは実行できないと、ブログその他で緊急カンパを呼びかけるのやむなきにいたりました。
詳細が決定しましたら当ブログにてお知らせいたします。また、残金が出ましたら、当ネットワークの会計に繰り入れさせていただくことも含め、有効に使わせていただきます。どうか、この国際市民シンポジウムの趣旨をご理解いただき、カンパをよろしくお願いいたします。
3月23日にノ・ムヒョン大統領演説が韓国国民に向けて行った演説では、
「一番目は、一部の国粋主義者たちの侵略的意図を決して容認してもいけませんが、かといって日本の国民全体に不信を持ち、敵対してはいけないということです。日本と我々は、宿命的に避けることができない近隣です。両国国民の間に不信と憎悪の感情を育てたら、再び途方もない不幸を避けがたくなります」
と述べられました。このような演説を受けて、日本国民である私たちができることは何なのか、ぜひたくさんの方々にお集りいただいて、韓国からのお客さまとともに、語り合いたいと思います。どうか、この国際シンポジウムを支えてくださるよう、お願いいたします。
カンパ振込先:
口座名称;教育と自治
*振替料金までご負担いただくことになり、まことに申し訳ございません。郵便振替用紙には、「7.10緊急カンパ」と明記していただく他、お名前公表の可否(「可」としていただいた方のお名前を、カンパ総額とともに当ブログに掲載する予定です)、メッセージ(ございましたら)などお書きください(当ネットワークの賛同会費2000円も含む場合には、そのことも明記お願いします)。
藤田文書の配付について
先日の集会でもその機会を持ちましたが、本ネットワーク会員で教育研究者の藤田昌士さんが、「『新しい歴史教科書をつくる会」教科書(扶桑社)の問題点」という文書を作成され、各地の学習会で使用されています。たいへん有意義な文書だと考え、ご本人にお願いしましたところ、快諾をいただきましたので、インターネット上で配付させていただくことにしました(pdfファイル;4.6MB)。藤田会員には厚く感謝いたします。
日本の各地で、この問題に関心をお持ちのみなさま、どうぞこの文書を、地域での学習会活動にお役立てください。
annex にてダウンロードできるようにしてありますが、下では、歴史教科書と公民教科書それぞれについて抜粋しましたので、どうぞご覧ください。
教育と自治・埼玉ネットワーク annex
なお、この文書の使用にあたっては、以下のことを条件とさせていただきます。
・一部ではなく全部をお使いいただくこと
・この文書が、藤田昌士さんご自身から許諾をいただいて、『教育と自治・埼玉ネットワーク』がインターネットで配付した資料であることを明記すること
・当ブログURL(http://blog.livedoor.jp/kyoiku_jichi_saitama/)を明記すること
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日本の各地で、この問題に関心をお持ちのみなさま、どうぞこの文書を、地域での学習会活動にお役立てください。
annex にてダウンロードできるようにしてありますが、下では、歴史教科書と公民教科書それぞれについて抜粋しましたので、どうぞご覧ください。
なお、この文書の使用にあたっては、以下のことを条件とさせていただきます。
・一部ではなく全部をお使いいただくこと
・この文書が、藤田昌士さんご自身から許諾をいただいて、『教育と自治・埼玉ネットワーク』がインターネットで配付した資料であることを明記すること
・当ブログURL(http://blog.livedoor.jp/kyoiku_jichi_saitama/)を明記すること
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June 18, 2005
6.22ミニ勉強会@所沢
6月22日に、所沢市内で、「つくる会」教科書についてのミニ勉強会が開催されるとのことですので、お知らせします。みなさま奮ってお集りください。
「つくる会」教科書(歴史・公民)についてのミニ勉強会
■日時:6月26日(日)午後1時半〜4時半(開場午後1時)
■場所:所沢市小手指公民館分館3階 音楽ホール
■プログラム
午後1時半〜2時半 お話し 講師;浅羽晴二さん
元山梨学院大学教授・教科書ネットワーク常任運営委員。公立学校で教鞭を取っておられた経験をお持ちの先生です。
午後2時半〜3時半 Q&A及びフリートーキング
午後3時半〜4時半 今後の活動についての打ち合わせ
■主催:子ども達の未来と教育を考える会
■日時:6月26日(日)午後1時半〜4時半(開場午後1時)
■場所:所沢市小手指公民館分館3階 音楽ホール
■プログラム
午後1時半〜2時半 お話し 講師;浅羽晴二さん
元山梨学院大学教授・教科書ネットワーク常任運営委員。公立学校で教鞭を取っておられた経験をお持ちの先生です。
午後2時半〜3時半 Q&A及びフリートーキング
午後3時半〜4時半 今後の活動についての打ち合わせ
■主催:子ども達の未来と教育を考える会
埼教組・埼高教「見解」
昨日、埼玉県教職員組合(埼教組)と埼玉県高等学校教職員組合(埼高教)が高橋史朗埼玉県教育委員宛に送付した公開質問状について、期限が来ても回答されないこと(高橋氏自身の約束が反故にされています)をお知らせしましたが、埼玉県高等学校教職員組合のご厚意により、報道各社に送付された「見解」をご提供いただきましたので、下にアップロードします。続きを読む
June 17, 2005
高橋氏、質問状に無回答
埼玉新聞が、高橋史朗埼玉県教育委員が公開質問状に回答していないと報じています(6月17日付け記事)。
公開質問状を出したのは、埼玉県教職員組合(埼教組)と埼玉県高等学校教職員組合(埼高教)。両者は、2月1日に、同月末を回答期限とする質問状を連名で送付しましたが(内容は、氏の教科書採択との関わり、子どもの権利条約を踏まえた教育行政を推進するのかどうか、などだそうです)、高橋氏は、3/18に「教科書の検定結果が明らかになった後で回答する」と埼教組宛に伝えてきたといいます。その後検定結果が明らかになったにもかかわらず、回答は届いておらず、「2ヵ月以上たつのに回答が届いていない。公人の立場としてあるまじき行為」(埼教組)と、15日、このことを明らかにしたとのことです。
公開質問状を出したのは、埼玉県教職員組合(埼教組)と埼玉県高等学校教職員組合(埼高教)。両者は、2月1日に、同月末を回答期限とする質問状を連名で送付しましたが(内容は、氏の教科書採択との関わり、子どもの権利条約を踏まえた教育行政を推進するのかどうか、などだそうです)、高橋氏は、3/18に「教科書の検定結果が明らかになった後で回答する」と埼教組宛に伝えてきたといいます。その後検定結果が明らかになったにもかかわらず、回答は届いておらず、「2ヵ月以上たつのに回答が届いていない。公人の立場としてあるまじき行為」(埼教組)と、15日、このことを明らかにしたとのことです。
自民党バッシングシンポジウム紹介記事
インターネット上で展開しているオンラインマガジン『Sexual Science』(メディカル・トリビューン)の最新号(7月号)で、自民党ジェンダーバッシングPT(「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」)が5月26日に開催したシンポジウムの様子を紹介していますので、リンクしてお知らせします(下の「男女参画基本法」はママ)。
「男女参画基本法の見直しも―性教育・ジェンダーフリー反対に自民党決起」
またこのメディアは、6月号でも関連記事を掲載しています。
「多様な家族観は認めない!―性教育対策に本腰を入れる自民党プロジェクト」
またこのメディアは、6月号でも関連記事を掲載しています。
June 16, 2005
署名第2次の呼びかけ
5月初旬から開始し、同月末日を第一次集約日とした署名活動ですが、〆切りを延長し、6月26日(日)まで受け付けることにいたしました(この日までに事務所に届くように、お願いします)。annex にて、締め切り日を改めた署名用紙をダウンロードできるようにしましたので、ご活用ください(下のリンク先に置いてあります。6/15の記事です)。
なお、「ネット署名」は終了しています。ご協力ありがとうございました。
教育と自治・埼玉ネットワーク annex
なお、「ネット署名」は終了しています。ご協力ありがとうございました。
June 07, 2005
県教委文書「白表紙本の流出について」
昨日、県教委が以下のような文書を配付していることが判明しました。
白表紙本の調査について
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教育局、各教育事務所、総合教育センター、総合教育センター深谷支所への調査の結果、扶桑社の白表紙本の配布、貸与及び閲覧等の事実はなかった。市町村教育委員会及び公立中学校への調査は実施していない。今後実施する予定もない。
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