衆院予算委員会は10日、外交や情報管理などに関する集中審議を行った。菅直人首相はロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問した問題に関連し、「APEC(アジア太平洋経済協力会議)の折に(日露首脳会談の)機会を得るよう努力し、言うべきことは言う。北方四島の我が国の主張を認めさせるため、しっかりと議論の場を首脳同士で作っていくことを申し入れたい」と表明した。
首相は先月末にハノイで行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳関連会議の際、日露首脳会談が行われなかったことについて「そうした機会は無理だという話が事務方からあったので、(会談を)それほど強く求めなかった」と釈明した。
自民党の岩屋毅氏への答弁。【高山祐】
毎日新聞 2010年11月10日 19時41分(最終更新 11月10日 20時06分)