理解できぬ朝鮮学校無償化「開き直り」仙谷氏は猛省を

2010.10.27


安倍晋三・元首相【拡大】

 民主党は先週21日、朝鮮学校への高校授業料無償化適用を可能にする文部科学省の専門家会議の基準案を了承する見解を正式決定した。文科省はこれを受けて基準を正式決定し、年内にも国民が支払った税金から就学支援金が支給されるという。

 私はまったく理解できない。断固として反対したい。

 朝鮮学校は、北朝鮮の故金日成主席や金正日総書記に無条件で忠誠を誓い、拉致問題への関与が指摘される朝鮮総連が事実上支配している。反日的な思想教育が行われており、拉致事件についても、歴史教科書で「日本当局が極大化」などと記述している。

 柳田稔拉致問題担当相(法相)も「(歴史教科書について)承服できない内容があり、訂正してもらわないといけない」と否定的見解を述べているのに、民主党は「教育内容不問」とする基準案を受け入れた。

 こうした議論になると「子供には罪はない」という意見が出てくるが、もし、オウム真理教が学校をつくっても、民主党は同じような判断を下すのか。子供たちを間違った方向に洗脳する学校に税金をつぎ込むことには、国民のほぼ全員が「ノー」というはずだ。

 文科省の専門家会議のメンバーや議事録が非公開というのも異常。そもそも、民主党は野党時代、「情報公開」「情報開示」を金科玉条のごとく掲げていたではないか。沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件のビデオ公開を先延ばししたことも含めて、党の自殺行為というしかない。

 こうした問題も含めて、臨時国会で激しい論戦を戦わせているが、「影の宰相」と呼ばれる仙谷由人官房長官の言動は常軌を逸している。強弁やはぐらかし、事実誤認のオンパレードで、謝罪や撤回を連発している。自民党時代なら、即刻更迭だろう。

 わが党の山本一太参院議員に対し、仙谷氏は「新聞記事をもとに質問するのは最も稚拙な質問方法だ」と国会で説教していたが、自身も野党時代、新聞片手に質問していた。私が官房長官の時には、仙谷氏から週刊誌の記事について質問を受けたこともある。

 恫喝的答弁で苦境を切り抜けようとする場面も多く、私がメルマガに「まるで進退窮まり、開き直ったサル(笑)のようで情けない」と書いたところ、「表現がキツ過ぎる」という批判もあったが、大多数は「まったくその通り」「仙谷氏は国会を冒涜している」という反応だった。

 仙谷氏には、猛省を促したい。(自民党衆院議員)

 

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