中島議員が民主離党の意向　使途不明金問題

　民主党の中島正純衆院議員（４１）＝大阪３区＝が代表を務める「民主党大阪府第３区総支部」の平成２１年の政治資金収支報告書に、架空とみられる車リース代など３６１万円が支出として計上され、使途不明金が出ている問題で、中島議員が党側に離党の意向を伝えていることが７日、分かった。

　党内には「代表選の最中、一刻でも早く問題を党の外に出して対処すべきだ」という声がある一方、「離党で済むような問題ではない」との意見もあり、対応を検討する。　

　この問題をめぐって、民主党の枝野幸男幹事長は「事実だとすれば大変遺憾」と述べ、党も調査に乗り出している。また、中島議員の後援会でも、政治資金規正法違反疑惑が浮上している。

　中島議員は４日以降、取材に応じていない。４日の時点で中島議員が代理人として指定していた顧問弁護士は「本人は党本部とやりとりをしているようだ。すでに対応は、私の手から離れた」としている。