【民主党代表選】激突へ　両雄物別れ直後の発言は…「政治とカネに決着を」「協力しないとはいったことない」

　民主党代表選で、菅直人首相と小沢一郎前幹事長は３１日夕、党本部で会談し、激突回避の可能性を模索したが、交渉は決裂した。

■菅直人首相

　民主党代表選で、菅直人首相は３１日、正式出馬表明の記者会見で、社会保障財源としての「消費税のあり方」が争点になるとの認識を表明した。

「もう政治とカネの問題で日本の政治が混乱したり、左右されることがないようにしたい」（18:58）

「（私は）できるだけ融和を図ろうという姿勢で臨んできたが、小沢さんは選挙は選挙として戦おうということだった」（18:37）

「日本の行政、政治の在り方を根本から変えていくことが私に課せられた使命だ」 （18:35）

「小沢さんと選挙は選挙として戦い、終わった後はどのような立場であれ協力していこうという話をした」（18:17）

「本当の改革に向けて政権を本格稼働させる」（18:12）

■小沢一郎前幹事長

「一晩明けると首相は『密室批判を受けかねない』と、挙党一致態勢を作る形はとるべきではないという考えだったようだ」（18:48）

「協力しないとは一度も言ったことない。どんなことでも協力していきたい」（18:48）

「ずいぶん決断をするまでに自分に問いかけながら熟慮した。結果、党代表選挙に出馬するという決意をした」（18:48）

「正々堂々互いに頑張って、いかなる場合でも力を合わせてやる」（18:15）

■鳩山氏は「小沢氏支持」　改めて表明

　民主党代表選で、鳩山由紀夫前首相は３１日、代表選に出馬する考えを改めて表明した小沢一郎前幹事長を支持する考えを示した。都内で記者団に明らかにした。