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  • 日中首脳、衝突事件後初の会談 関係改善を協議か

     菅直人首相は13日夕、中国の胡錦濤国家主席と横浜市内で約20分間会談した。沖縄県・尖閣諸島周辺での漁船衝突事件で冷え込んだ両国関係改善について協議。双方の共通利益を追求する「戦略的互恵関係」促進や、民間交流の拡大などを話し合う見通しだ。日中首脳の正式会談は衝突事件後、初めてとなる。

     会談冒頭で、首相は「アジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席され、心から歓迎する」と述べた。胡主席は「お招きいただきありがとう」と謝意を示したうえで「周到に準備されたAPECが成功できると信じている」と応じた。

     会談で首相は中国のレアアース(希土類)の輸出停滞を受け、安定供給の重要性を強調したい考え。日中双方が権益を主張する東シナ海のガス田「白樺」(中国名・春暁)開発問題が取り上げられた可能性がある。また北朝鮮の核問題解決に向け、日中両国の協力を確認したとみられる。両首脳の会談は6月のカナダ・トロント以来で2度目。

     首相は10月上旬、ブリュッセルで開かれたアジア欧州会議(ASEM)首脳会議の際、中国の温家宝首相と非公式会談し関係改善で一致。ただ、その後も中国国内では反日デモが相次いだ。

      【共同通信】