2010年11月10日12時26分
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例外なき関税撤廃を原則とする環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への交渉参加に反対する集会が10日、東京・日比谷野外音楽堂であった。全国農業協同組合中央会(全中)や全国漁業協同組合連合会といった農林水産業の生産者団体や全国町村会、生協などでつくる実行委員会が開き、主催者発表で約3千人が参加した。
実行委員長の茂木守全中会長は「TPPは全国の農山漁村を破壊する。断固阻止しよう」と訴えた。参加反対の決議を採択後、国会周辺をデモ行進した。
菅内閣は9日、TPPについて「関係国との協議を開始する」と記した包括的経済連携に関する基本方針を閣議決定。参加の是非は来年6月前後に判断する構えだ。