菅総理大臣は、今週末、日本を訪れるアメリカのオバマ大統領と、就任以来3度目となる日米首脳会談を行う予定で、この中で、オバマ大統領は、来年前半、菅総理大臣をアメリカに招請する考えを伝える方向で調整を進めています。
アメリカのオバマ大統領は、横浜で開かれる、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、12日、日本を訪れる予定で、これに合わせて、13日、菅総理大臣とオバマ大統領は、カナダ・トロントとニューヨークでの会談に続いて3度目となる日米首脳会談を行うことにしています。この中で、両首脳は、海洋進出の動きを活発化させている中国への対応を念頭に、東アジアの安全保障情勢などをめぐって意見を交わし、この地域における日米の同盟関係の重要性をあらためて確認することにしています。また、これに関連して、両首脳は、中国が世界の生産量の90%以上を占めるレアアースについて、調達先を中国に依存しすぎることは好ましくないとして、調達先の多角化や代替材の共同開発など、安定確保に向けた取り組みを進めることで一致する見通しです。そのうえで、オバマ大統領は、菅総理大臣とより緊密な関係を築きたいとして、今回の会談で、来年前半、菅総理大臣をアメリカに招請する考えを伝える方向で調整を進めています。