フグ：有毒部位を販売、営業停止　１０匹、購入者なし−−中津のスーパー　／大分

　県は１２日、ハコフグの有毒部位（肝臓、皮）を販売したとして、中津市万田の「スーパー細川」万田店の魚介類販売部門を、食品衛生法違反で同日１日間の営業停止処分にし、県条例違反で調理した男性従業員（３８）のフグ処理者の登録を抹消した。被害は確認されていない。
　同店で１１日、この従業員が、ハコフグの内臓を取り出し、そこに肝臓などを詰めて加工した１０匹を、皮をつけたまま店頭に陳列した。実際に購入した人はいなかった。
　同店によると、今月初めには、同様に加工したフグ３匹ほどが売れたほか、昨年にも販売したといい、県が調査中。従業員は「テレビ番組で見た調理法をまねた」と話しているという。【高芝菜穂子】

１１月１３日朝刊

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