市立宇和島病院は地域中核病院の資格があるのか?
釜池 豊秋先生
「私個人の返答は差し控えさせていただきます。」について無責任とのおしかりをいただきました。私自身に確固とした糖尿病食事療法の見解がないとの裏返しととっていただいても結構です。
先日のメールでもお返事しましたように、院内では「栄養委員会」「NST」がございます。ここで院内の食事療法の問題点が検討されまして、大きな問題がありましたら院長も加わったかたちで検討されます。私はその食事療法に従う立場をとっております。従いまして糖尿病を合併症にもつ患者を担当する場合は、院内の栄養委員会、NSTに従って医療を行っておる次第です。
しかし先生の言われる、整形外科医であっても一定の見識を持つことは義務である、あるいは医師として食事療法に考えを持っていなければならないという点では、率直に申しまして落第でしょう。
先生は、「自らの浅学を恥じ、糖尿病の食事療法を10年以上にわたって探求してきたのです。」と言っておられます。私は他のことを10年間やってきました。
しかし糖尿病の食事療法を探求したことはなかった。これははっきりしておりま
す。先生のお返事になっておりますでしょうか。
先生の求めておられることは市立宇和島病院の組織としての見解ではないでしょうか。17日に栄養委員会で検討されますので、そのあと院長も含めて協議しますので19日にはお返事できると思います。
--
市立宇和島病院整形外科 鶴岡 裕昭
0895-25-1111, tsuru@uwajima-mh.jp
鶴岡 裕昭 先生
正直な返答 を評価します。
しかし、先生は、 「個人」 ではありません。
「市立宇和島病院副院長」です。
管理栄養士 や 糖尿病内科医 を 「管理」 する立場におられます。
「糖尿病」は今や 「国民病」 と言って良いでしょう。
梶原伸介院長 が言われるように、市立宇和島病院が 地域の中核病院 であるなら、
糖尿病治療 においても中核病院に相応しい 「治療成績」 を上げなければなりません。
病院長あいさつ
市立宇和島病院は施設の老朽化、狭隘化に伴い、2005年から全面改築工事を行ってきました。
2009年9月14日グランドオープンを果たした新病院では、四国西南地域唯一の総合病院であり災害拠点病院としての役割を果たすべく、免震構造を採用、また建物自身の強化を図るためPCaPC(プレキャストプレストレストコンクリート)構造の採用、さらに屋上にヘリポートを設置し、災害に強い病院となっております。
また、患者様にとって優しい病院であるために総合受付、会計、外来部門、検査部門を2階に集約し患者様の上下の移動を出来るだけ少なくしております。診療機能につきましても電子カルテの導入を行い、文字通り新しい病院として再出発を致しました。
更に2010年4月1日より公営企業法の全部適用に移行することで管理者や病院長の経営責任が明確になり、透明性が高まると共に小回りのきく経営ができるようになりました。建築面、経営面で新しく生まれ変わった当院において、これからも病院の基本理念にそって全職員一丸となって地域の医療に取り組まなければならないと考えています。
昨日、私の診察を受けたT さんの 検査結果 と 処方箋 をご覧下さい。
主治医は、 前市立宇和島病院長、現事業管理者 である、 市川幹郎 医師です。
病院事業管理者あいさつ
宇和島市は平成17年8月1日に旧北宇和郡の吉田町、三間町及び津島町と合併し、新たな宇和島市となりました。この合併で宇和島市は市立宇和島病院、吉田病院及び津島病院の3市立病院を運営する事になり、この3病院が同時に設置された病院局の所管となりました。その後、平成19年4月1日より3病院にオレンジ荘及びふれあい荘の2介護老人保健施設が病院局の所管となりました。
このたび平成22年4月1日より病院局所管施設の経営形態を地方公営企業法の一部適用から全部適用に移行することになり、新たに病院事業管理者として、その大役を拝命致しました。もとより浅学・非才の身であり、その責任の重大さを痛感致しています。創立100年の歴史をもつ市立宇和島病院の全面改築事業は昨年終了し、新たに宇和島圏域のみならず、四国西南地域の基幹病院としての期待を担う事になりました。これは宇和島圏域に市立宇和島病院が必要であるという地域住民の声に市長はじめ理事者、議会が応えたものと考えます。
しかし、昨今の公立病院をとりまく医療行政で病院運営は厳しく、特に少子高齢化が進む財政基盤の弱い地方都市で公立総合病院を運営する事は容易ではありません。これから病院局所管の施設を効率的に利用する事はもとより、医師会等関係機関と緊密に連携し、病病連携、病診連携を進め、地域で完結する医療を行い地域医療の役割を果たしていかなければなりません。そのためには理事者、議会はもとより医師会始め関係各位、地域住民の方々のご理解とご指導をお願い申し上げます。
宇和島市病院事業管理者
市川 幹郎
市川医師 は 効果のない治療 を漫然と続けています。
市民は、市立宇和島病院を 立派な病院 だと信頼して、糖尿病も治してくれる、と期待して受診しているのです。
市川医師 のしていることは、市立宇和島病院を信頼する、市民 への 裏切り 行為です。
それだけではありません。
効果のない治療 を行って、診療報酬を得ているのは 詐欺行為 です。
事業管理者がこんな犯罪を犯す病院は 保険医療機関資格 を 抹消 すべきです。
「他科のことに口出しをしない」、では済まされません。
他科の医者だからこそ、見えてくる事実があるのです。
「世界糖尿病デー」と言って「から騒ぎ」するのは「茶番劇」です。
この好機に、市立病院職員全員、全脳細胞に鞭打って、糖尿病を深く考えてください。
そして、糖尿病学会の誤謬 を見抜いてください。
釜池豊秋
全ての医者は脳細胞を使いなさい!
鶴岡副院長からのメールと私の返信です。
釜池 豊秋先生
糖質制限食実践者に対する入院食事療法につきましては、私個人の返答は差し
控えさせていただきます。前回のお返事で申し上げましたように、院内には栄養
委員会がございます。委員には藤井食養科科長のほか糖尿病治療担当の宮内内科
科長も含まれております。今月11月17日に開催になっておりまして、そのときに
「糖質制限食実践者に対する入院食事の対応」なる議題をあげて協議いたしま
す。その結果を梶原院長に報告し病院の総意としてご返答させていただきます。
このような流れでお返事することが先生のご意向にあっていると思うのです。
今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
--
市立宇和島病院整形外科 鶴岡 裕昭
0895-25-1111, tsuru@uwajima-mh.j
鶴岡 裕昭 先生
ご返答頂きありがとございます。
私個人の返答は差し控えさせていただきます。
その理由を教えてください。
今や、 糖尿病 は日本、いや世界中に蔓延し、その勢いは留まるどころかますます強くなっています。
中国の糖尿病有病者数は9000万人を突破しました。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2010/03/009917.php
奇しくも、 11月14日は世界糖尿病デー 、11月8日〜14日は 全国糖尿病週間 です。
市立宇和島病院でも、これに合わせて行事を計画されています。
http://www.uwajima-mh.jp/
■世界糖尿病デー「ブルーライトアップ」うわじま
第46回全国糖尿病週間 11月8日(月)〜14日(日)
糖尿病の予防・治療・療養を喚起する啓発活動のため、国連では11月14日を世界糖尿病デーに指定しています。
その趣旨に賛同し、市立宇和島病院北棟と宇和島城を世界糖尿病デーのシンボルカラーである青にライトアップします。
※当日、ミニコンサートなどもあります。ぜひ、ご来院ください。
【とき】11月14日(日) 午後6時30分〜8時30分
【ところ】市立宇和島病院 さくらホール(北棟1階)
【問合先】市立宇和島病院総務管理課Tel 0895-25-1111内線21048
全ての国民が、真摯な態度で糖尿病と向き合わねばなりません。
医師はじめ医療関係者には、専門の如何に関わらず、それに倍する研鑽が要求されます。
さらに、地域連携室長、副院長の重職に就いておられる 鶴岡先生 にとって、糖尿病の食事療法に関
して一定の見識を持つことは「義務」である、と認識してください。
先生の、 私個人の返答は差し控えさせていただきます 、という姿勢は、
全く無責任との誹りを免れられません。
鶴岡先生は、整形外科医である前に「医師」です。
開業すれば、糖尿病患者の診療もされるでしょう。
糖尿病とその食事療法について、先生個人のお考えがないとすれば、恐ろしいことです。
鶴岡先生は、整形外科医として、糖尿病性壊疽の患者に 切断術 を施されてきたことでしょう。
そして、その患者さんの大多数は 医師の治療を受けていた でしょう。
鶴岡先生は、 治療を受けているにも拘わらず下肢を失う のは 「理不尽」だと思われないのですか?
私は 糖尿病専門医 とその指示に従う 管理栄養士 に問題があるのではないか、と考えました。
それだから、すなわち、 「専門家」 、に任せておけないから、自らの浅学を恥じ、
糖尿病の食事療法を10年以上にわたって探求してきた のです。
藤井食養科科長 と糖尿病治療担当の 宮内内科科長 の、糖尿病治療食に関する
見解を開示 してください。
釜池豊秋
釜池 豊秋先生
糖質制限食実践者に対する入院食事療法につきましては、私個人の返答は差し
控えさせていただきます。前回のお返事で申し上げましたように、院内には栄養
委員会がございます。委員には藤井食養科科長のほか糖尿病治療担当の宮内内科
科長も含まれております。今月11月17日に開催になっておりまして、そのときに
「糖質制限食実践者に対する入院食事の対応」なる議題をあげて協議いたしま
す。その結果を梶原院長に報告し病院の総意としてご返答させていただきます。
このような流れでお返事することが先生のご意向にあっていると思うのです。
今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
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市立宇和島病院整形外科 鶴岡 裕昭
0895-25-1111, tsuru@uwajima-mh.j
鶴岡 裕昭 先生
ご返答頂きありがとございます。
私個人の返答は差し控えさせていただきます。
その理由を教えてください。
今や、 糖尿病 は日本、いや世界中に蔓延し、その勢いは留まるどころかますます強くなっています。
中国の糖尿病有病者数は9000万人を突破しました。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2010/03/009917.php
奇しくも、 11月14日は世界糖尿病デー 、11月8日〜14日は 全国糖尿病週間 です。
市立宇和島病院でも、これに合わせて行事を計画されています。
http://www.uwajima-mh.jp/
■世界糖尿病デー「ブルーライトアップ」うわじま
第46回全国糖尿病週間 11月8日(月)〜14日(日)
糖尿病の予防・治療・療養を喚起する啓発活動のため、国連では11月14日を世界糖尿病デーに指定しています。
その趣旨に賛同し、市立宇和島病院北棟と宇和島城を世界糖尿病デーのシンボルカラーである青にライトアップします。
※当日、ミニコンサートなどもあります。ぜひ、ご来院ください。
【とき】11月14日(日) 午後6時30分〜8時30分
【ところ】市立宇和島病院 さくらホール(北棟1階)
【問合先】市立宇和島病院総務管理課Tel 0895-25-1111内線21048
全ての国民が、真摯な態度で糖尿病と向き合わねばなりません。
医師はじめ医療関係者には、専門の如何に関わらず、それに倍する研鑽が要求されます。
さらに、地域連携室長、副院長の重職に就いておられる 鶴岡先生 にとって、糖尿病の食事療法に関
して一定の見識を持つことは「義務」である、と認識してください。
先生の、 私個人の返答は差し控えさせていただきます 、という姿勢は、
全く無責任との誹りを免れられません。
鶴岡先生は、整形外科医である前に「医師」です。
開業すれば、糖尿病患者の診療もされるでしょう。
糖尿病とその食事療法について、先生個人のお考えがないとすれば、恐ろしいことです。
鶴岡先生は、整形外科医として、糖尿病性壊疽の患者に 切断術 を施されてきたことでしょう。
そして、その患者さんの大多数は 医師の治療を受けていた でしょう。
鶴岡先生は、 治療を受けているにも拘わらず下肢を失う のは 「理不尽」だと思われないのですか?
私は 糖尿病専門医 とその指示に従う 管理栄養士 に問題があるのではないか、と考えました。
それだから、すなわち、 「専門家」 、に任せておけないから、自らの浅学を恥じ、
糖尿病の食事療法を10年以上にわたって探求してきた のです。
藤井食養科科長 と糖尿病治療担当の 宮内内科科長 の、糖尿病治療食に関する
見解を開示 してください。
釜池豊秋
市立宇和島病院の副院長はこんな程度なのか?
鶴岡裕昭市立宇和島病院副院長から返答がで届きました。
ことの 重大さ が皆目把握できていません。
一喝 しましたが、どこまで理解できたか?
釜池 豊秋 先生
先日は、先生がかかりつけ医でありながら、主治医と連絡がとれなかった点、心からお詫び申し上げます。
さて11月8日にファックスをいただきまして、当院での糖質制限食の適応について食養科藤井科長に話を聞きました。結論から申し上げますと、当院では先生の提案された糖質制限食を適応することはできないとのことでした。先日、先生と藤井科長との間でお話しがあったかと聞いております。
ただし、先生からのご提言「今後、00様のようなケースは確実に増えて参ります。それに対する準備は早急に過ぎることはありません。」にはありがたく思っています。院内には「栄養委員会」、「栄養サポートチーム(NST)」がございます。こちらで協議してまいりますのでご高配のほどよろしくお願い申し上げます。
--
市立宇和島病院整形外科 鶴岡 裕昭
0895-25-1111, tsuru@uwajima-mh.jp
鶴岡 裕昭 先生
ご返事いただきありがとうございました。
しかし、私の質問に対する答えにはなっていません。
H様の食事は私が作って運んでおりました。
市立病院、とりわけ食養科には何の負担もなく、「困難」は全く存在しません。
それを理由に転院させるのは 理不尽 です。
さらに、患者さんに 偽りの転院理由 を告げたことはもっと大きな問題です。
次に、市立宇和島病院の、糖質制限食実践者に対する姿勢についてです。
当院での糖質制限食の適応について食養科藤井科長に話を聞きました。結論から申し上げますと、当院では先生の提案された糖質制限食を適応することはできないとのことでした。
私が質問をしているのは鶴岡裕昭副院長に対してです。
「生化学は嫌い!」という不勉強な、藤井文子管理栄養士 の意見など聞いておりません。
また、あなたを通して 市川幹郎病院事業管理者、梶原伸介病院長 に対する質問でもあります。
すなわち、 病院全体(管理者)として、糖質制限食実践者にどのように対処するおつもりなのか? と、問うているのです。
間違った対応すると、人権侵害、傷害罪 で告発することになります。
あなたの属する、愛媛大学医学部整形外科教室同門会の大先輩であり、市立宇和島病院前院長の
柴田大法先生 は、糖質制限食を2005年から実践され、その結果、肥満を解消、糖尿病のコントロールも順調に推移しております。
糖質制限食のすすめ
愛媛大学医学部 名誉教授 柴田大法
メタボリックシンドロームの基準が示され、自分がそれに合致することを知り、まず運動療法を始めた。週3回1日4kmを1分100メートルのペースで歩き始めたが、体重は運動前とあとで200グラム減っているに過ぎず、翌日には元に戻っている。それではもう1つの柱である食事療法を、と考えた。
何を、どれだけ、食べればよいのか、糖尿病の食事療法を調べても明確なレシピは示されておらず、模索していたところ、京都大学の後輩でトライアスロンの実践者である釜池先生に出会い、「白いものだけ食べないようにしなさい」という簡単な示唆をいただいた。
白いものとは、ご飯、パン、麺類、砂糖(炭水化物、いわゆる糖質)は食べず、その他の肉、魚、野菜はいつも食べている量を食べてよいと言う、実にわかりやすい指示であった。
ためしに始めてみた、飢餓感に悩まされることもなく、体力も、体調も良好で、体重が減りだし、1月で2kg、2ヶ月で4kgと減りつづけ、7ヶ月で73kgあった体重が65kgとなり、25あったBMIが22に、92cmあった腹囲が83cmとなって全てが適正値となった。この間、昼食だけはご飯を1単位(80kcal)摂り、週1回程度の宴会は断らずグルメを楽しみ、好きな酒は嗜み続けてきたのに、である。
これは、少しずつ貯め込んできた内臓脂肪、皮下脂肪を効率よくATPに変え消費したことによる結果であり、言い換えれば「ゆるい断食療法」といえる。血圧も標準化し、異常に高かった食後血糖値もそれほど上がらなくなった。
センチネリアン(百寿歳者)は1日1,000kcalという低カロリーながら動物性たんぱく質を多く摂っている、という食事調査結果とも合致している。
少しの意志さえあれば誰にでもできる、健康的な肥満解消法としてお勧めする次第である。
また、市立宇和島病院名誉院長 近藤俊文先生 は、私の糖質制限食を高く評価されて普及にご協力いただいております。(本日、ホテルクレメント宇和島で開催される、糖質ゼロ ディナー会に参加されます)
「主食」よ、さようなら。
市立宇和島病院 名誉院長 近藤俊文
日本人には「主食」がある(正確には、あった)。白米だ。それにお漬けものや梅干、そしてお味噌汁の三点セット。正直な話、お茶漬けさらさらはこたえられない、うまい。なにせ弥生時代からのライフスタイルなのだ。遺伝子のなかに入りこんでいる。ところが日本列島弧二千年の歴史で、はからざりし、われわれがこんなに豊かになって、かくも長生きしようとは。メタボリック症候群とやらで中高年男性の半分はアウト。二千万人にちかい人が糖尿病とその予備軍。
ボクも医者の端くれ。豊葦原やまい島根の患者さんに、口癖のようにいってきた、「腹八分じゃありませんよ。四分かせいぜい五分ですよ。ご飯・麺類・ケーキ・スナックを食べ過ぎないようにね」と。
釜池療法はこれを徹底させたものじゃないかと思われる。人は、なぜ太るのか。食べるから。なぜ食べるのか。ハラがへるから。なぜハラがへるのか。血糖値がさがるから。なぜ血糖値がさがるのか。インスリンが出るから。なぜインスリンが出るのか。血糖値が上がるから。何故血糖値が上がるのか。糖質(白米・パン、もちろんお菓子類も)を食べるから。いわゆるカウチポテトはこの悪循環をくりかえしている。「じゃ、五穀を断ちなさい」と、ずばりいうのが釜池先生の流儀である。
たしかに、人間は穀類・糖質をまったくとらなくても大丈夫なはずだ。必須アミノ酸というのはあるが、必須糖質は生化学でもならわなかったのだから。
たしかに、釜池療法をおこなえば、・型糖尿病の高血糖はドラマティックにさがるだろう。釜池先生の経験によると、肥満・高血糖だけでなく、高血圧・高脂血症も改善されるという。
釜池先生は長年の運動実践と理論探求から、食物代謝医療の試行錯誤をかさねて、釜池理論に到達した。たしかに、傾聴にあたいする説である。さらなる、エビデンスの蓄積をたのしみにしている。
病院管理者で協議を行い
早急に、具体的な案を提示してください。
釜池豊秋
ことの 重大さ が皆目把握できていません。
一喝 しましたが、どこまで理解できたか?
釜池 豊秋 先生
先日は、先生がかかりつけ医でありながら、主治医と連絡がとれなかった点、心からお詫び申し上げます。
さて11月8日にファックスをいただきまして、当院での糖質制限食の適応について食養科藤井科長に話を聞きました。結論から申し上げますと、当院では先生の提案された糖質制限食を適応することはできないとのことでした。先日、先生と藤井科長との間でお話しがあったかと聞いております。
ただし、先生からのご提言「今後、00様のようなケースは確実に増えて参ります。それに対する準備は早急に過ぎることはありません。」にはありがたく思っています。院内には「栄養委員会」、「栄養サポートチーム(NST)」がございます。こちらで協議してまいりますのでご高配のほどよろしくお願い申し上げます。
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市立宇和島病院整形外科 鶴岡 裕昭
0895-25-1111, tsuru@uwajima-mh.jp
鶴岡 裕昭 先生
ご返事いただきありがとうございました。
しかし、私の質問に対する答えにはなっていません。
H様の食事は私が作って運んでおりました。
市立病院、とりわけ食養科には何の負担もなく、「困難」は全く存在しません。
それを理由に転院させるのは 理不尽 です。
さらに、患者さんに 偽りの転院理由 を告げたことはもっと大きな問題です。
次に、市立宇和島病院の、糖質制限食実践者に対する姿勢についてです。
当院での糖質制限食の適応について食養科藤井科長に話を聞きました。結論から申し上げますと、当院では先生の提案された糖質制限食を適応することはできないとのことでした。
私が質問をしているのは鶴岡裕昭副院長に対してです。
「生化学は嫌い!」という不勉強な、藤井文子管理栄養士 の意見など聞いておりません。
また、あなたを通して 市川幹郎病院事業管理者、梶原伸介病院長 に対する質問でもあります。
すなわち、 病院全体(管理者)として、糖質制限食実践者にどのように対処するおつもりなのか? と、問うているのです。
間違った対応すると、人権侵害、傷害罪 で告発することになります。
あなたの属する、愛媛大学医学部整形外科教室同門会の大先輩であり、市立宇和島病院前院長の
柴田大法先生 は、糖質制限食を2005年から実践され、その結果、肥満を解消、糖尿病のコントロールも順調に推移しております。
糖質制限食のすすめ
愛媛大学医学部 名誉教授 柴田大法
メタボリックシンドロームの基準が示され、自分がそれに合致することを知り、まず運動療法を始めた。週3回1日4kmを1分100メートルのペースで歩き始めたが、体重は運動前とあとで200グラム減っているに過ぎず、翌日には元に戻っている。それではもう1つの柱である食事療法を、と考えた。
何を、どれだけ、食べればよいのか、糖尿病の食事療法を調べても明確なレシピは示されておらず、模索していたところ、京都大学の後輩でトライアスロンの実践者である釜池先生に出会い、「白いものだけ食べないようにしなさい」という簡単な示唆をいただいた。
白いものとは、ご飯、パン、麺類、砂糖(炭水化物、いわゆる糖質)は食べず、その他の肉、魚、野菜はいつも食べている量を食べてよいと言う、実にわかりやすい指示であった。
ためしに始めてみた、飢餓感に悩まされることもなく、体力も、体調も良好で、体重が減りだし、1月で2kg、2ヶ月で4kgと減りつづけ、7ヶ月で73kgあった体重が65kgとなり、25あったBMIが22に、92cmあった腹囲が83cmとなって全てが適正値となった。この間、昼食だけはご飯を1単位(80kcal)摂り、週1回程度の宴会は断らずグルメを楽しみ、好きな酒は嗜み続けてきたのに、である。
これは、少しずつ貯め込んできた内臓脂肪、皮下脂肪を効率よくATPに変え消費したことによる結果であり、言い換えれば「ゆるい断食療法」といえる。血圧も標準化し、異常に高かった食後血糖値もそれほど上がらなくなった。
センチネリアン(百寿歳者)は1日1,000kcalという低カロリーながら動物性たんぱく質を多く摂っている、という食事調査結果とも合致している。
少しの意志さえあれば誰にでもできる、健康的な肥満解消法としてお勧めする次第である。
また、市立宇和島病院名誉院長 近藤俊文先生 は、私の糖質制限食を高く評価されて普及にご協力いただいております。(本日、ホテルクレメント宇和島で開催される、糖質ゼロ ディナー会に参加されます)
「主食」よ、さようなら。
市立宇和島病院 名誉院長 近藤俊文
日本人には「主食」がある(正確には、あった)。白米だ。それにお漬けものや梅干、そしてお味噌汁の三点セット。正直な話、お茶漬けさらさらはこたえられない、うまい。なにせ弥生時代からのライフスタイルなのだ。遺伝子のなかに入りこんでいる。ところが日本列島弧二千年の歴史で、はからざりし、われわれがこんなに豊かになって、かくも長生きしようとは。メタボリック症候群とやらで中高年男性の半分はアウト。二千万人にちかい人が糖尿病とその予備軍。
ボクも医者の端くれ。豊葦原やまい島根の患者さんに、口癖のようにいってきた、「腹八分じゃありませんよ。四分かせいぜい五分ですよ。ご飯・麺類・ケーキ・スナックを食べ過ぎないようにね」と。
釜池療法はこれを徹底させたものじゃないかと思われる。人は、なぜ太るのか。食べるから。なぜ食べるのか。ハラがへるから。なぜハラがへるのか。血糖値がさがるから。なぜ血糖値がさがるのか。インスリンが出るから。なぜインスリンが出るのか。血糖値が上がるから。何故血糖値が上がるのか。糖質(白米・パン、もちろんお菓子類も)を食べるから。いわゆるカウチポテトはこの悪循環をくりかえしている。「じゃ、五穀を断ちなさい」と、ずばりいうのが釜池先生の流儀である。
たしかに、人間は穀類・糖質をまったくとらなくても大丈夫なはずだ。必須アミノ酸というのはあるが、必須糖質は生化学でもならわなかったのだから。
たしかに、釜池療法をおこなえば、・型糖尿病の高血糖はドラマティックにさがるだろう。釜池先生の経験によると、肥満・高血糖だけでなく、高血圧・高脂血症も改善されるという。
釜池先生は長年の運動実践と理論探求から、食物代謝医療の試行錯誤をかさねて、釜池理論に到達した。たしかに、傾聴にあたいする説である。さらなる、エビデンスの蓄積をたのしみにしている。
病院管理者で協議を行い
早急に、具体的な案を提示してください。
釜池豊秋
市立宇和島病院 鶴岡裕昭 殿
市立宇和島病院 地域連携室長室長
鶴岡裕昭 副院長に質問状を送りました。
医療法人アクアクリニック
理事長 釜池豊秋
市立宇和島病院 地域連携室長
鶴岡 裕昭 殿
お世話になっております。
さて、先般、H様の入院に際して、さらに食事療法に関してのご高配に感謝いたします。
しかしながら、転院に至る経緯に些か 腑に落ちない ところがございます。
日記をもとに、入院から転院までの経過をまとめてみました。
転院の理由について、紹介状には、
当院で、この食事療法を継続することは困難であります
、と見えます。
何が、どのように困難なのか、 を具体的に説明して下さい。
今後、H様のようなケースは確実に増えて参ります。
それに対する準備は早急に過ぎることはありません。
ご返答をお待ちします。
鶴岡裕昭 副院長に質問状を送りました。
医療法人アクアクリニック
理事長 釜池豊秋
市立宇和島病院 地域連携室長
鶴岡 裕昭 殿
お世話になっております。
さて、先般、H様の入院に際して、さらに食事療法に関してのご高配に感謝いたします。
しかしながら、転院に至る経緯に些か 腑に落ちない ところがございます。
日記をもとに、入院から転院までの経過をまとめてみました。
転院の理由について、紹介状には、
当院で、この食事療法を継続することは困難であります
、と見えます。
何が、どのように困難なのか、 を具体的に説明して下さい。
今後、H様のようなケースは確実に増えて参ります。
それに対する準備は早急に過ぎることはありません。
ご返答をお待ちします。
市立宇和島病院ではリハビリが出来ない?
10月3日
Hさんは午前2時過ぎ、自宅階段の中程で意識が戻った。
なぜそこにいるのか思い出せない。
記憶は夕食時で途絶えている。
立ち上がれないのでいざって階段下まで降り、消防署に電話連絡した。
救急車の乗員に、どこへお連れしましょうか、と聞かれ、 市立病院 へお願いします、と答えた。
市立では当番医が診察、検査したが打撲だけで骨折はない。
しかし、脳外科医がCTで小さな 脳出血 を見つけた。
それ故、脳外科が担当することとなった。
HCUに入院したHさんの意識は、階段で戻ってからずっと清明。
10月4日
朝、市立病院薬剤師 からアクアクリニックに電話が入った。
電話に出たのは清家理事。薬剤師は、Hさんにアクアクリニックが出している粉薬の内容を教えて欲しい、といった。理事は教示した。
私は、 清家から、 Hさんが市立に入院したと聞き、病状を
聞き質すため市立病院に電話を入れた。
「アクアクリニックの釜池です。そちらに入院されたHさん
は私のクリニックの患者さんです。様態を知りたいので、
病棟看護師詰め所につないでください」 、それに対する電話交換手の
答え、 「個人情報保護条例に違反しますのでおつなぎでき
ません」 、「それでは医事課にまわしてください」。
医事課職員、「お調べして折り返し電話します」。
かなり経って、 端野医事課長 から電話、内容は交換手と同じ。端野課長とは旧知の仲
である。それが、医師、しかも、 Hさんの「かかりつけ医」である私に
情報提供を拒否した。
怒り心頭に発したが、心を静めて、地域連携室に電話した。「室長の鶴岡先生をお願いします」、しばらく
して、 鶴岡裕昭副院長 が出た。「いつもお世話になります。
今朝からの対応の不手際、誠に申し訳ありません。
後ほど、主治医に連絡させますのでお待ち下さい」
。
脳外科 正田大介 主治医から電話を受けた。「私のクリニックの患者さんであると分かった時点
で連絡すべきでないのか」、「連絡が遅れて申し訳ありません」。
Hさんが糖尿病で糖質制限食を続けていること、市立に
入院しても糖質制限食を続けられるよう配慮をお願いした
い、と伝えると、「分かりました、釜池先生の指示に従
います」。
市立病院に赴き正田医師と面談。
正田医師「患者本人も糖質制限食を望んでいますので、
よろしくご指導ください」。
そこで、栄養科に足を運び、 藤井文子科長 と面談。
主治医も認めているので、患者本人の意向を尊重して
糖質制限食を出す 、と明言した。
しかし、現実の問題として困難が多いと悩むので
「それでは私が作って運びましょうか」と提案
「そうしていただければ助かります」の返答。
早速その夕、HCUに食事を届けた。
顔を合わせた旧知の看護師達は笑顔で私を歓迎した。
病室にはいると、Hさんは相好を崩した。
それを見た正田医師は、私に対するHさんの信頼度を感じ、うらやましげであった。
病室には、主治医、師長が同席し、私が運んだ食事を「おいしそうですね、私もやってみようかな」と評価した。
10月5日
この日、Hさんは一般病棟に移った。
夕食を届けに病棟に行くと、昨日は会わなかった看護師達が、皆懐かしげに挨拶をしてくれた。
食事が終わるまで側にいて、後片付けをして、退室した。
10月6日
正田医師から電話、「リハビリを始めようと思いますが
よろしいでしょうか」、「老人に安静は毒です、すぐに始め
てください」。
夕食を届けるため、病棟に入り詰め所の看護師に明る
く挨拶の声をかけた 。
しかし、 返事が無いどころかそっぽを向くものもいる。
病室に入っても、ベッドを起こすなど、食事の手伝いは
一切しようとしない。正田医師も姿を現さなかった。
この豹変ぶりは一体全体どういうことなのか?
ピーンと頭に来たことがある。
そういえば、昨日、廊下で 市川幹郎病院事業管理者 に出会った。
私が市立病院にいることを、いぶかしむ市川医師に、
Hさんに糖質制限食を届けている事情を話した。
10月7日
私が買い物に出かけて留守の昼休み、正田主治医からクリニックに電話があった。
応対に出た清家理事に、 「市立ではリハビリが出来ないので、
徳洲会病院に転院してもらってよいか」 。
買い物から帰った私は、正田医師に電話した。
さすがに、「リハビリが出来ないから」とは言わなかったが、 「来週早々、徳洲会病院
に転院してもらってよろしいでしょうか」 。
私は、これは正田医師の考えたことではない、 彼を追求し
ても無駄だ、と考え、「いいですよ」と答えた。
その後、再び正田医師から電話、
「明日、転院していただきます。いいでしょうか」 。
「はい、いいですよ」
夕食を届けるとHさんの息子夫婦が病室にいた。
何か腑に落ちない、何かに不服の、冴えない表情であった。
私に食事を運んでもらっていることに対して、礼も言わない。
二人に糖質制限食の解説をしているとき、正田医師が入ってきた。
「私もやってみましたがオイシかったです」と言う。
私が病室を出るときまで、息子夫婦に笑顔はなかった。
転院理由について、どのような説明が
あったのだろうか?
正田大介医師が 徳洲会病院貞島博通院長 に当てた紹介状を読むと


「当院で、この食事療法を継続することは困難であります」 とある。
食事は私が作って運んでいる。
私はそれを喜んでやっている。
病院の負担にはなっていないはずだ。
何が困難なのか?
患者本人には、
「釜池先生が、徳洲会病院に移した方がよい」、といわれ
るので、転院してもらいます」と告げている。
もちろん、私の口からそのような言葉が出るはずは無い!
Hさんは午前2時過ぎ、自宅階段の中程で意識が戻った。
なぜそこにいるのか思い出せない。
記憶は夕食時で途絶えている。
立ち上がれないのでいざって階段下まで降り、消防署に電話連絡した。
救急車の乗員に、どこへお連れしましょうか、と聞かれ、 市立病院 へお願いします、と答えた。
市立では当番医が診察、検査したが打撲だけで骨折はない。
しかし、脳外科医がCTで小さな 脳出血 を見つけた。
それ故、脳外科が担当することとなった。
HCUに入院したHさんの意識は、階段で戻ってからずっと清明。
10月4日
朝、市立病院薬剤師 からアクアクリニックに電話が入った。
電話に出たのは清家理事。薬剤師は、Hさんにアクアクリニックが出している粉薬の内容を教えて欲しい、といった。理事は教示した。
私は、 清家から、 Hさんが市立に入院したと聞き、病状を
聞き質すため市立病院に電話を入れた。
「アクアクリニックの釜池です。そちらに入院されたHさん
は私のクリニックの患者さんです。様態を知りたいので、
病棟看護師詰め所につないでください」 、それに対する電話交換手の
答え、 「個人情報保護条例に違反しますのでおつなぎでき
ません」 、「それでは医事課にまわしてください」。
医事課職員、「お調べして折り返し電話します」。
かなり経って、 端野医事課長 から電話、内容は交換手と同じ。端野課長とは旧知の仲
である。それが、医師、しかも、 Hさんの「かかりつけ医」である私に
情報提供を拒否した。
怒り心頭に発したが、心を静めて、地域連携室に電話した。「室長の鶴岡先生をお願いします」、しばらく
して、 鶴岡裕昭副院長 が出た。「いつもお世話になります。
今朝からの対応の不手際、誠に申し訳ありません。
後ほど、主治医に連絡させますのでお待ち下さい」
。
脳外科 正田大介 主治医から電話を受けた。「私のクリニックの患者さんであると分かった時点
で連絡すべきでないのか」、「連絡が遅れて申し訳ありません」。
Hさんが糖尿病で糖質制限食を続けていること、市立に
入院しても糖質制限食を続けられるよう配慮をお願いした
い、と伝えると、「分かりました、釜池先生の指示に従
います」。
市立病院に赴き正田医師と面談。
正田医師「患者本人も糖質制限食を望んでいますので、
よろしくご指導ください」。
そこで、栄養科に足を運び、 藤井文子科長 と面談。
主治医も認めているので、患者本人の意向を尊重して
糖質制限食を出す 、と明言した。
しかし、現実の問題として困難が多いと悩むので
「それでは私が作って運びましょうか」と提案
「そうしていただければ助かります」の返答。
早速その夕、HCUに食事を届けた。
顔を合わせた旧知の看護師達は笑顔で私を歓迎した。
病室にはいると、Hさんは相好を崩した。
それを見た正田医師は、私に対するHさんの信頼度を感じ、うらやましげであった。
病室には、主治医、師長が同席し、私が運んだ食事を「おいしそうですね、私もやってみようかな」と評価した。
10月5日
この日、Hさんは一般病棟に移った。
夕食を届けに病棟に行くと、昨日は会わなかった看護師達が、皆懐かしげに挨拶をしてくれた。
食事が終わるまで側にいて、後片付けをして、退室した。
10月6日
正田医師から電話、「リハビリを始めようと思いますが
よろしいでしょうか」、「老人に安静は毒です、すぐに始め
てください」。
夕食を届けるため、病棟に入り詰め所の看護師に明る
く挨拶の声をかけた 。
しかし、 返事が無いどころかそっぽを向くものもいる。
病室に入っても、ベッドを起こすなど、食事の手伝いは
一切しようとしない。正田医師も姿を現さなかった。
この豹変ぶりは一体全体どういうことなのか?
ピーンと頭に来たことがある。
そういえば、昨日、廊下で 市川幹郎病院事業管理者 に出会った。
私が市立病院にいることを、いぶかしむ市川医師に、
Hさんに糖質制限食を届けている事情を話した。
10月7日
私が買い物に出かけて留守の昼休み、正田主治医からクリニックに電話があった。
応対に出た清家理事に、 「市立ではリハビリが出来ないので、
徳洲会病院に転院してもらってよいか」 。
買い物から帰った私は、正田医師に電話した。
さすがに、「リハビリが出来ないから」とは言わなかったが、 「来週早々、徳洲会病院
に転院してもらってよろしいでしょうか」 。
私は、これは正田医師の考えたことではない、 彼を追求し
ても無駄だ、と考え、「いいですよ」と答えた。
その後、再び正田医師から電話、
「明日、転院していただきます。いいでしょうか」 。
「はい、いいですよ」
夕食を届けるとHさんの息子夫婦が病室にいた。
何か腑に落ちない、何かに不服の、冴えない表情であった。
私に食事を運んでもらっていることに対して、礼も言わない。
二人に糖質制限食の解説をしているとき、正田医師が入ってきた。
「私もやってみましたがオイシかったです」と言う。
私が病室を出るときまで、息子夫婦に笑顔はなかった。
転院理由について、どのような説明が
あったのだろうか?
正田大介医師が 徳洲会病院貞島博通院長 に当てた紹介状を読むと
「当院で、この食事療法を継続することは困難であります」 とある。
食事は私が作って運んでいる。
私はそれを喜んでやっている。
病院の負担にはなっていないはずだ。
何が困難なのか?
患者本人には、
「釜池先生が、徳洲会病院に移した方がよい」、といわれ
るので、転院してもらいます」と告げている。
もちろん、私の口からそのような言葉が出るはずは無い!