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2010/11/13(土) 14:02:09
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徳島 自治体労働者
団結ニュース
2010・9・29
徳島労組交流センター
TEL 080―3164―3410
釣魚台侵略居直る菅政権弾劾!
9月7日に中国領・釣魚台(ちょうぎょだい、「尖閣列島」)付近で発生した中国漁船と
海上保安庁の巡視船との「衝突事件」で、日本政府・海保側が船長の逮捕に踏み切
り、漁船と乗組員を石垣島に連行した事件は、日帝・菅政権の新たなアジア侵略政策
とそれを支える軍事外交政策上の重大なエスカレートだ。
階級的怒りで弾劾しなければならない。
そもそも釣魚台は、日本帝国主義が1894〜95 年に強行した中国侵略戦争=日清
戦争で武力によって強奪したものだ。明治政府の「閣議決定」と勅令(天皇命令)で、
釣魚台が「日本領土」に「指定」されたのは1895年1月だが、それは黄海海戦(94 年
9月)で日本海軍が清の北洋艦隊に壊滅的な打撃を与え、黄海と東中国海の制海権
を握ったことではじめて可能となった。日本政府は、この日清戦争以前に釣魚台を占
有したことは一度もない。まさに侵略戦争で強奪した領土なのだ。
ちなみに釣魚台列島の一角が、米軍の射撃場(現在は未使用状態)になっている。
日本政府やマスコミが「日本は尖閣諸島を実効支配している」と宣伝するのは、この
侵略戦争の歴史を抹殺し開き直るものだ。そこには「領土問題」で排外主義をあおり、
新たなアジア侵略政策である「新成長戦略」のために、日米同盟の軍事的飛躍に踏
み込む菅政権の反動的意思がある。しかも菅政権は「尖閣」をテコに、沖縄県民の
怒りで立ち往生する辺野古新基地建設強行を狙っている。
この問題で米帝が「尖閣諸島は日本の施政下にある。日米同盟は尖閣諸島に適用
される」(クローリー国務次官補)と表明したことも重大だ。北朝鮮情勢の緊迫化で、
韓国哨戒艦「沈没事件」に対抗する大規模な米韓軍事演習が黄海で準備され、中国
スターリン主義が同じ黄海の青島沖軍事演習で対抗する事態は、かつての日清戦争
前夜と酷似している。
菅政権の排外主義扇動は、日中の労働者人民の階級的利益と根本的に対立する、
新たな帝国主義的な侵略政策そのものだ。日帝の釣魚台侵略を阻止せよ!
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