人種は違えど「ユダヤ人」。~シャロム~ 最近は英語を話せる人、二ヶ国語を母国語の様に使える人、珍しく無くなりましたよね。 イスラエルには「ユダヤ教」であれば簡単に市民権が得られイスラエルに住むことが出来、世界各国から移住しにやって来ます。 それ故、街にはたくさんの人種、言葉が飛び交い二か国語はもちろん三ヶ国語・四ヶ国語と話せる人は珍しくないほどコスモポリタンな国なのです。 もともと、1948年に建国したイスラエル。「ユダヤ教」の愛教信で移住して来た人達で成り立っているこの国の母国語「ヘブライ語」も一部の人達の間では使われていた物のイスラエル建国のために復刻された言葉。今でこそイスラエルで生まれ育った人達にとっては「ヘブライ語」が母国語ですが、以前はヘブライ語を覚えながら家庭では母国語として使用していた言葉を使って会話していた事も少なくなく自然に二ヶ国語を使う環境に合った様です。 そうして、沢山のバイリンガルが育っていたんですね。 |
道路標識もバイリンガル!
「ヘブライ語」と「アラブ語」は食品の明細標示やお店の看板、お薬の使い方などに必ず二カ国標示されているんです。 近年目立って有るのが「ロシア語」の看板です。特に私の住む「バティヤム」の町には沢山のロシア人が住んでいる為、至る所で「ヘブライ語」と「ロシア語」標示された看板が並んでいます。 町を歩いていても「ヘブライ語」を耳にするより「ロシア語」を聞くほうが多いくらい、 彼らは買い物していても「ヘブライ語」を使わず「ロシア語」だけで全てが済んでしまうんです。イスラエルは「リトル・モスクワ」なんて冗談が出るくらいロシア人にとって住みやすい国に成って来てるようです。 |
歴史を辿れば「皆、兄弟」!
ヨーロッパ、特に西ヨーロッパからやって来た人達が多い「ユダヤ人」。肌は白く・金髪・青い目の彼らは「アシケナジ」と呼ばれ、中近東付近、イラン・モロッコ・トルコなど肌は薄茶色の黒髪の彼らは「セファラディ」と呼んでます。 その他に最近多くの人達が移住して来る「ロシア系・ユダヤ人」を「ルーシ」と呼び、アフリカはエチオピアから来た「エチオピア系・ユダヤ人」を「エティオピ 」、フランスから来た「フランス系・ユダヤ人」を「ツァーファティ」と呼んでいるのが移民の多いイスラエルの特徴です。 それに加えこの国には仕事をしに来ている沢山のタイ人・フィリピン人・アフリカ人などなど多国籍な人達がイスラエルに住んでいます。 「キブツ」と呼ばれる産業共同体の地域では農業を手伝いに来ている人達、厨房作業や工事・リホーム作業、女性達は掃除や老人の介護などの仕事をしに来ています。 その為イスラエルには沢山の違った人種・言葉・文化が飛び交う環境が自然と出来上がっています。 イスラエルに住むイスラエル人や外国人達はヘブライ語はもちろん何処に行っても日常英会話は出来、それにプラス一カ国、二カ国語を話せる人達も珍しくありません。日本語を話せる人もちらほら居てびっくり! 言語を勉強するのが好きな彼らイスラエル人にとって一ヶ国語だけでは十分では無い時代が来ているようです。 ~レヒトラオート~ |