どうしんウェブ 北海道新聞

  • PR

  • PR

政治

四島「長期視点で」と末松副大臣 根室市議団反発

(11/13 09:20)

 根室市議会の波多雄志議長ら9議員が12日、内閣府に末松義規内閣府副大臣(沖縄北方担当)を訪ね、北方領土問題の早期解決を要望した。末松氏は、11日の民放テレビで「(四島返還交渉は)1世代待つしかない」と発言したのに続き、この日も「(四島即時返還は)現実的に極めて考えにくい。長期的な視点が必要だ」と持論を展開した。これに市議側が反発し「政府の覚悟の方が大事だ」と応酬する場面があった。

 末松氏は「ウィン・ウィン(双方が勝者になる形)の関係で今合意するとしたら、日本が4−0で勝つのは想像しがたい」と指摘。「タイミングを選んで日本が極めて有利な時に持っていくことだ」と強調した。また、パレスチナ問題を例に挙げ「日本人みたいに性急ではなく、孫の代も考えてやっている」と説明した。

 これに対し、市議側は「(北方領土は)ロシアの不当な占拠であり、ウィン・ウィンを前提とするのはやめてほしい」「パレスチナ問題とは状況が違う」と反論した。

【関連記事】

政治記事一覧

13日

12日

11日

北海道新聞・道新スポーツ購読のお申し込み
特選!北海道ネット通販

カマンベールの老舗「クレイル」 開高健さんも舌鼓を打ったクレイルのカマンベール。お勧め3点のセットは3,465円

このページの先頭へ