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2010年11月12日(金) 19:15 |
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さぬきエンジェルスイートお目見え
香川県が開発したキウイの新しい品種「さぬきエンジェルスイート」が、初めて店頭に並びました。 限られた数の試験販売でしたが、香川県内では発売から1週間ほどでほぼ売り切れという人気となりました。
「さぬきエンジェルスイート」は、今月3日から試験販売が始まりました。 さぬきエンジェルスイートは、香川県が開発した香川オリジナルのキウイです。 今月3日から東京と香川県内6つの店で試験販売を始めました。 県内では流通が約200個と限られていたこともあって、1週間ほどでほぼ売り切れの状態です。 さぬきエンジェルスイートを開発したのは、坂出市の香川農業試験場府中分場です。 試験場では、人工授粉によってさまざまな種類のキウイを交配させ、1987年から5種類のキウイを開発しています。 「エンジェルスイート」の開発に要した時間は、約10年。 今年農林水産省に申請し、新しい品種として登録されたばかりです。 通常のキウイの糖度は15度〜16度ですが、さぬきエンジェルスイートの糖度は18度を超えます。 黄色がかった果肉の色が特徴です。 値段も普通のキウイより高く、さぬきエンジェルスイートは、県内では1個300円〜400円で販売されました。 香川県では、単価の高いキウイは農家の安定収入にもつながると考えていて、3年後には本格的な販売にこぎつけたい考えです。 さぬきエンジェルスイートは現在、高松市の7軒の農家が試験的に栽培しています。 香川県の新しいブランドとして全国に発信していくためには、今後、いかに栽培面積を増やし安定供給できるかが課題となります。
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