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2010年11月12日(金) 19:15 |
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ゴミや産廃を資源として再利用
環境ビジネスの振興を図ろうと、様々な新技術や新製品を出展するフォーラムが岡山市内で開かれました。 そのほとんどが、ゴミや産業廃棄物を資源として再利用するもの。 驚きの技術が勢ぞろいしました。
岡山市内の会社が開発した油の吸着剤の原料は、コーヒーの出がらしです。 県外の工場で缶コーヒー製造の際に出る大量の出がらしを買い取り、炭に加工して出来たものです。 従来のプラスチックから作る吸着剤と比べ、500倍もの油の吸着力が確認できたといいます。 中四国地方で環境ビジネスを展開する企業や大学など20団体が揃いました。 環境ビジネスの情報交換の場をと、岡山県が主催したフォーラムです。 これまで、ゴミ・産廃として処理されていたものをいかに資源として生かすか、更にはビジネスとして展開できるか、様々な新技術が紹介されています。 美咲町の旧柵原鉱山から出る処理に困っていた硫化鉄の汚泥を、備前市の企業が資源として利用し、レンガの製造に成功しました。 環境ビジネス発展のポイントとなるのは、このような捨てる側と生かす側とのマッチングです。 汚泥の色から偶然生まれた鮮やかな黄色のレンガは、美咲町もバックアップして、既に町内外の様々なところに販売・使用されています。 環境ビジネスの発展は、新たな産業振興や環境の維持保全に大きな可能性を秘めています。 岡山県は、今後もこのようなマッチングの機会を設けていきたいとしています。
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