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2010年11月12日(金) 19:15 |
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不審電話で50万円騙し取る被害
警察官や銀行の職員をかたる電話で、キャッシュカードを騙し取られる被害が岡山県内で相次いでいます。 10日にも、不審な電話の後、家に現れた男にキャッシュカードを渡した90代の女性が、現金約50万円を引き出されれていたことがわかりました。
県内で多発している不審電話。 まず警察官をかたる男から「あなたが詐欺の被害にあっている」と電話があり、銀行名や暗証番号などを聞き出します。 その後、家に現れた男がカードを騙し取るというものです。 10日にも同様の不審電話が9件あり、このうち岡山市の90代の女性がキャッシュカードを渡し、現金約50万円を引き出されました。 岡山県では今年4月から警察官らをかたる不審電話が71件あり、約560万円の被害が出ています。 特に高齢の女性が狙われています。 不審な電話がかかかってきた71件の電話番号は、全て電話帳に女性の名前で記載されていました。 不審電話については知っていても、その場になると信じてしまうケースも多いといいます。 高齢者を詐欺からどう守るか、家族や地域の日頃の関わり方も問われている気がします。 高齢者、特に一人暮らしの女性が被害にあっています。 地域や家族のかかわりが薄れている社会のあり方が、こうした犯罪からも浮き彫りになっているといえるかも知れません。
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