──共演の武田さんとは、どんなお話を?
星野:今回で共演が2回目なんです。でも、前回、あまりお話しをする機会がなくて、「お久しぶりです」と堅いところから入ったら、「久しぶりに会うのに、冷たいじゃん」みたいな軽い感じで返ってきて、「あれ、こんな人だったっけ」と、ちょっとビックリしました。
朝から晩までテンションが高い方で。とにかく、すごく構ってくれたというか、構ってきたというか(笑)。犬のように、「真里ちゃん、真里ちゃん」って、すごく寄ってきてくださったので、男の人ばかりの現場で緊張していたんですけど、だいぶリラックスさせてもらいました。
──武田さんのテンションに星野さんもつられる? それともマイペース?
星野:どうなんでしょう? たぶん、マイペースだったと思います。最初に誰かと会うときって、お互いに探り合う時間があると思いますが、武田さんの場合、そういうのを一気に飛び越えて来てくれるので、「うるさいです」って言える関係にすぐになれる(笑)。おかげさまで、いいムードで撮影できたかなと思います。
──武田さんに対して「うるさいです」と仰った?
星野:そうですね。「ちょっと静かにしてもらえますか」とか(笑)、「鏡の中に入ってこないでください」とか。そういう冷たいことも言えてしまうような間柄にしていただきました。
──武田さんは落ち込んでいませんでした?
星野:全然、へこたれていなかったです。
夫婦はやっぱり信頼関係が大切
──映画の現場に入るときに、気をつけていることはあります?
星野:基本的に、楽しく過ごしていきたいと思っているので、作品が面白いことが一番大切なのですが、そうでなくても、自分なりに目標を見つけたり、こうしてみようとチャレンジしたり、楽しいと思える瞬間を見つけようと思っています。
ただ、いろいろな人と一緒に1つの作品を作っているので、最近は、まわりの人にも同じように楽しいと感じてもらえるよう、心がけるようになりましたね。
──お客さんの反応は、気になる方ですか?
星野:すごく気になります。人の言葉は刺さりますし。