HPに「政治的圧力に屈服」 福岡市長選撤退の前教育長14日に投開票される福岡市長選からの撤退を表明した無所属新人の前市教育長植木とみ子氏(61)が、ホームページ上に「政治的圧力により屈服した」という文章を掲載していたことが12日、植木氏側への取材で分かった。 陣営幹部によると、文章は植木氏が11日に掲載した。幹部に対し、植木氏は「政治的圧力」についてあいまいな説明をしているという。選挙期間中のホームページ更新は公選法違反の疑いがあると幹部が指摘したところ、植木氏側は11日夜に文章を削除した。 植木氏は9日に記者会見し、民主党などから推薦を受けた現職の吉田宏氏(54)の再選を阻止することを理由に、選挙運動の中止を表明した。 会見では、自民、公明両党の支援を受ける元民放アナウンサー高島宗一郎氏(36)との「保守系候補の一本化」も理由としていた。高島氏側は「告示後に取引を持ち掛けたことなどは一切ない」としている。 福岡市長選には、ほかに元佐賀市長の木下敏之氏(50)らも出馬し、立候補者は計8人。 【共同通信】
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