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“盗撮”問題で仙谷氏、写真取材の規制強化に言及
このニュースのトピックス:仙谷官房長官
仙谷由人官房長官が衆院予算委員会中に中国漁船衝突事件に絡む「厳秘」資料を撮影された問題で、仙谷氏は12日の衆院内閣委員会で「国会内の撮影許可の趣旨はカメラが今のように非常に細かいものまで撮影できる時代の許可ではなかった。時代とともに撮影のあり方も考え直す必要がある」と述べ、写真取材の規制強化に含みを持たせた。
仙谷氏は「盗撮」と表現したことを「釈然としないが、撤回する」としたが、謝罪には応じなかった。
また、仙谷氏は12日午後の記者会見で「狭い室内で望遠レンズを使うのはコピーするのと同じだ。国会の内規として(見直しを)検討してほしい」と述べた。
問題の写真は、9日午前の衆院予算委で読売新聞写真記者が2階傍聴席から撮影し、読売新聞夕刊に掲載された。仙谷氏は9日夕の衆院予算委で「望遠レンズで盗撮されたようだ」と強い不快感を表明。産経新聞など在京8社写真部長会は10日、「通常取材の範囲内で撮影している」として「盗撮」発言の撤回と謝罪を求めていた。