「花園」への切符 今年は2枚
「花園」への切符 今年は2枚 11/12 19:36

全国高校ラグビー「花園」の季節が近づいてきました。

今年は記念大会のため、福岡県からは、2チームの出場が認められています。

その切符をかけた戦いがいよいよ、あすに迫りました。

直前の情勢はどうなっているのでしょうか。

前回の花園で、2年ぶり2度目の優勝を果たした東福岡。

現在、およそ2年に亘って国内大会で無敗と、圧倒的強さを誇っていますが、去年唯一点差を1ケタに抑えられた試合が県大会決勝でした。

福岡の2位チームが全国大会に出たら、どこまで勝ち上がれるのか?

ラグビー・ファンの間で常に話題となっていた疑問が、ついに紐解かれる時が来ました。

90回の記念大会となる今年、福岡からは2チームの出場が認められたのです。

●筑紫高校ラグビー部・大林翔太郎キャプテン
「今までの先輩たちが勝って来て、僕たちにくれたチャンスなので、それを絶対つかみ取ろうという気持ちです」

2つのパートに分かれて行われている、今年の福岡県大会。

第1地区で決勝に駒を進めたのが、全国屈指のタレント集団・東福岡と、21年ぶりに花園出場を目指す筑紫丘の2校です。

東福岡は、7人制ラグビーの日本選抜に選ばれた布巻峻介を始め、キャプテンで高校日本代表候補の水上彰太などを擁し、チーム力は全国トップクラス。

春の選抜大会と併せて、史上初の4季連続優勝を狙います。

一方、筑紫丘の持ち味はチームワーク。

素早いサポートを60分間続けられるかが、番狂わせを起こす最大のカギになってくるはずです。

●筑紫丘高校ラグビー部・大宅夏海キャプテン
「自分たちの出来ることを精一杯やって、やってきたことを全部出して、勝ちたいと思います」

第2地区を勝ち上がってきたのは、5年連続県大会決勝で東福岡を苦しめ、2つ目の枠をもたらした立役者と言っても良い筑紫と、元日本代表・森重隆監督率いる古豪・福岡。

森監督は、現役時代、日本選手権4連覇など輝かしい経歴を残していますが、福岡の監督に就任してからは、1度も花園の地を踏んでいません。

選手たちは、「森監督を花園へ連れていく」という思いを胸に、決勝の舞台を戦います。

●福岡高校ラグビー部・松下真七郎キャプテン
「森さんが監督だったから、ここまで来れたと思うし、いい環境でラグビーさせてもらったので、自分たちの手で絶対(花園に)連れて行きたい」

●福岡高校ラグビー部・森重隆監督
「一番最高の舞台、ステージだから(生徒たちに)味あわしてやりたいという気持ちは、ずっと監督やってるときは、毎年思ってましたけど。だから、ぜひそういうステージでやらしてやりたい」

福岡の持ち味は、キャプテン、松下真七郎を中心としたバックスの展開力。

良いディフェンスから素早い球出しでボールを動かし、相手ゴールを目指します。

●福岡高校・松下キャプテン
「向こうよりも、気持ちでもタックルでも上回って、絶対勝ちたいと思います」

一方の筑紫は、ラインアウトモールなど、鍛え抜かれたフォワード陣が攻撃のカギを握ります。

また、筑紫の代名詞とも言えるのが、「魂のタックル」と評される、献身的なディフェンス。

先輩たちが築き上げてきた伝統は、今年のチームにも脈々と受け継がれています。

●筑紫高校・大林キャプテン
「先輩たちが今まで、東福岡を倒せなくて、花園に行けなかったので、やっぱり絶対に東福岡以外には負けられないなという気持ちは強くあります」

●筑紫高校ラグビー部・西村寛久監督
「今年に限っては、絶対花園に行かないといけないと。2枠なので。ここで安心せずに、例年以上に今度の土曜日が勝負だなと思う」

第1地区、第2地区ともに、目が離せない戦いになりそうな、今年の高校ラグビー福岡県大会。

持ち味を存分に発揮し、聖地・花園への切符を手にするのはどのチームか?

熱戦の模様は、あす午後4時からRKBテレビで放送します。