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大阪市近代美術館、規模縮小し 平成28年の完成目指す (1/2ページ)
大阪市は11日、財政難で建設計画を見直していた市立近代美術館について、規模を縮小したうえで、当初予定から12年遅れとなる平成28年度の完成を目指す計画案を発表した。建設費も当初の半分以下まで圧縮するが、財源確保の見通しは不透明。用地を購入した国から計画変更に伴う違約金の支払いを求められる可能性もあり、今後さらなる紆余(うよ)曲折も予想される。
新たな計画案では、延べ床面積を当初の2万4000平方メートルから1万6000平方メートルに縮小し、建設費も280億円から122億円に圧縮。26年度に着工し、28年度の完成を目指す。近隣の国立国際美術館や市立科学館などとの相乗効果で年間55万人の集客を見込んでおり、平松邦夫市長は記者会見で「非常に厳しい財政状況だが、将来の大阪の発展のため整備に取り組みたい」と意気込みを語った。