毎日新聞デジタルに来社し、情報提供を呼びかけた「月光仮面」

 52年前に放送された特撮ドラマのヒーロー「月光仮面」がこのほど、毎日新聞デジタル「まんたんウェブ」編集部に来訪した。欠番となっているドラマ「月光仮面」の第1話に関する情報を募集する「月光仮面 幻の第1話を探せ!」キャンペーンのPRで、「『憎むな、殺すな、赦しましょう』でおなじみ、月からの使者、月光仮面だ! 私の出演作にして幻の第1話の情報を待っている」と呼びかけた。現代の日本に対しては「ニュースで話題となっている、国際関係などの諸問題は、残念に思っている。人間誰でもみな同じ、みんな仲間だ。なぜ仲良くできないのか? そのためにも私はたたかい続ける」とメッセージを残し、疾風のように去っていった。

 「月光仮面」は、昭和33(1958)年から全130話が放送された国産連続テレビ映画の第1号。原作者は川内康範さん。白いターバンと覆面の上にサングラスをかけ、全身白の衣装にマントをまとった「月光仮面」が、悪事のあるところへオートバイに乗ってさっそうと現れ、悪をけ散らし人々を救い出す……。当時、放送時間になるとテレビを見るために「銭湯から子どもがいなくなった」といわれるほどの大ブームを巻き起こした作品で、その後、映画化、アニメ化もされている。

 CSファミリー劇場は、2日から「月光仮面 HDリマスター版」を放送するが、現在、ドラマ第1話「月光仮面現わる」が欠番となっており、第1話の映像や台本などに関する情報を視聴者から募集するキャンペーン「月光仮面 幻の第1話を探せ!」を14日まで展開中。ファミリー劇場のホームページとハガキ(107-8460東京都港区赤坂4の8の10 ファミリー劇場 月光仮面 係)で受け付けている。集まった情報を基に、年末年始には「幻の第1話」に関する特別番組などの企画も進行中という。

 「月光仮面 HDリマスター版」は2日からスタート、毎週土曜午前7~8時ほかで放送される。(毎日新聞デジタル)