
| |
◆幹細胞移植の革新性
再生医療にはいろいろな方法がありますが、中でも注目されるのは自家式の幹細胞移植です。これは、本人の脂訪由来の幹細胞(※1)を抽出し、無血清の培養液(※2)で培養・増殖させ(最低でも2~3週間必要)、本人に戻す(投与する)方法です。これにより、従来の医療とは異なる根本的な治療が可能になりました。 これまで幹細胞は主に、美容整形・アンチエイジングの分野で利用されてきました。現時点での一般疾病への症例は少ないものの、パーキンソン病の改善、脳梗塞の改善、子宮順がんの改善、リウマチの改善、腎炎の改善、肺疾患の改善等々、すでに様々な難病の治療が行われ、その有効性が確認されています。今後臨床を重ねていく中で、さらに様々な成果が得られることは間違いありません。 このような効果を得られる背景には、他の幹細胞移櫨と違った大きな特色があります。 それは、脂訪から幹細胞を分離し爆発的に増加させ、膨大な数の幹細胞を投与すること(最低でも2000万個)から得られる効果です。 この培養法は、新たに開発した独自の方法(特許申請中)を用い、他社とはその培養法と培養速度において大き<異なります。
世界中で競って研究が進んでおり、いろんな疾病に対して効果があることが解明されつつあります。 また同様に、自家式の幹細胞移植に関しては、自分の幹細胞を自分の体内に戻す形をとっているために、いわゆる免疫的な拒絶反応もなく高い安全性も確認されています。 今後、様々な大学との共同開発研究を行い、さらに大きな医学的な発見が期待されています。 幹紬胞を応用した再生医療は病む人にとって大きな福音であり、国家プロジェクトとしても注目を集めています。
※1=幹細胞とは、組織や臓器に成長する元となる細胞のことです。幹細胞は肝細胞、謀臓細胞、脂訪細胞、骨細胞、骨髄細胞、血管内皮細胞、心筋細胞などに分化し、成熟することが出来ます。
※2=本来は血清で培養する仕組みになっていますが、わが国の幹細胞培養に関しては、厚労省の出したガイドラインで、無血清で培養する ように指導されています。これは、感染症などのリスクを避けるためです。 |
|
| |
|
|
|