旧ソ連時代に核実験が繰り返されたカザフスタンの反核運動で歌われた曲に新たに日本語などの歌詞が付けられ、CDになりました。
11日の販売を前に、CD制作に関わった東京在住の歌手・TOMOKOさんや、カザフスタンの被ばく者支援を続ける「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」のメンバーが平和公園の原爆慰霊碑に参拝しました。
カザフスタン北部のセミパラチンスク市では、旧ソ連が450回以上の核実験を繰り返し、周辺住民にがんが多発するなど、今も多くの人が被ばくの影響に苦しんでいます。
今回、CD化された曲「ザマナイ〜時代よ」は、現地での反核運動で広く歌い継がれています。
CDにはカザフ語のほか、TOMOKOさんが日本語と英語で歌うバージョンも収録されています。
♪健やかな子らは なぜ消えた
風になびく髪は なぜ消えた
心無い仕打ちよ ザマナイ ザマナイ
「この曲は絶対に歌われるべき歌だと。日本でも広く歌われるべき歌だと」(TOMOKOさん)
CDを自主制作した「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」では、「カザフスタンでの核実験停止につながったこの曲を広め、世界の核兵器をなくす連帯の力にしていきたい」と話しています。
CDは11日、発売されます。ちょうど今、広島市のホテルでCD発売記念のライブが行われています。11日のこの時間で、歌詞に込められた思いを、現地の様子も交え、お伝えします。(11/10 19:31)
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