トヨタが北米市場において、広告出稿の制限や内容の変更を行っている可能性がある。リコール問題が影響しているようだが、とくに屋外広告看板が、もとより視覚的に目立つだけに出稿状況の変化も目立つ。
タタ ナノ、インドで車両火災事故が頻発
2009年7月、インドで販売が開始されたタタ『ナノ』。日本円で約22万円の価格が、世界最安車として話題を集めた。このナノに、車両火災トラブルが頻発していると、インドの複数のメディアが伝えている。
ナノは、全長3100×全幅1500×全高1600mmの4ドアコンパクト。エンジンは新開発624ccの2気筒ガソリンをリアに搭載、後輪を駆動する。最大出力は35ps/5250rpm、最大トルクは4.9kgm/3000rpm。トランスミッションは4速MTだ。
このエンジンはわずか600kgのボディには充分なスペックで、0-60km/h加速8.3秒、最高速105km/hを実現。環境性能も高く、燃費はインド国内ガソリン車で最高の23.6km/リットル。CO2排出量はインドでは最も少ない101g/kmを達成した。インドの排出ガス基準、BS-IVにも適合している。
ナノは2009年7月からインド国内で納車開始。ドアミラーやワイパーは運転席側にだけ装備するなど、徹底的にコストを削減することで、11万2735ルピー(約21万7000円)からの価格を実現。世界に衝撃を与えた。
このナノに降って沸いたトラブル。問題の事件は22日、ムンバイで発生した。納車されたばかりのナノでドライブを楽しんでいたSatish Sawantさん。痛いほど街の視線を集め、気分も上々だ。
45分ほど走行した時だろうか、追い越していくバイクのライダーが、みな何か叫んでいる。「火が出てるぞ!」と。慌てて車を止めたSawantさん。車外に飛び出すと、車両のリア付近から出た炎は瞬く間に広がり、ようやく手にいれた愛車、ナノは全焼した。幸い、Sawantさんに怪我はなかったが、「どうしていいか、わからない状態だった」と、その恐怖を語っている。
実は、ナノには2009年、インド国内で同様の車両火災が3件報告されている。タタは「ステアリングホイール付近のスイッチの電気系不良」を認めており、「最新販売車に関しては対策済み」としている。
しかし、22日の車両火災は、対策済みの車両で起きており、しかも発火場所はエンジン付近。タタは「原因を調査中」とコメントしている。
現地メディアの間では、日本円で約22万円という低価格のナノだけに、早くも安全面を疑問視する見方も。原因の究明と、早期の対策が望まれる。
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