流出“悪いと思っていない”
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流出“悪いと思っていない”

11月11日 18時12分 twitterでつぶやく

尖閣諸島沖の衝突事件の映像が流出した問題で、自分が流出させたと話している神戸海上保安部の海上保安官は、事情聴取に対して「悪いこととは思っておらず、犯罪には当たらない。本来、隠すべき映像ではない」という趣旨の話をしていることが新たにわかりました。警視庁と東京地検は、海上保安官の自宅を国家公務員法違反の疑いで捜索するとともに、引き続き事情を聞いて、どのようにして映像を入手したのか調べています。

この問題で警視庁と東京地検は、「自分が映像を流出させた」と話している神戸海上保安部の43歳の海上保安官から、11日も引き続き任意で事情を聞くとともに、神戸市内の官舎の自宅を国家公務員法の守秘義務違反の疑いで捜索しました。また、海上保安官が乗務していた巡視艇についても、船内のパソコンなどを任意で調べました。事情聴取に対して、海上保安官は「自分が映像を持ち出して、神戸のインターネットカフェで流出させた」と話しているということです。さらに、その後の事情聴取に対して「悪いことをしたとは思っておらず、犯罪には当たらない。本来、隠すべき映像ではない」という趣旨の話をしていることが新たにわかりました。また、「情報管理が厳しくなる前は、自分の職場でも見ることができた」と話しているということです。これまでの調べで、ほかの海上保安部の関係者の中にも、映像を見ることができたと証言する職員もいるということです。警視庁などは、衝突事件後のある時期までは、捜査していた石垣海上保安部以外でも映像を見ることができた可能性もあるとみて、保管状況を調べています。また、海上保安官は、映像の入手方法について、あいまいな話をしているということで、警視庁などはどのように入手したのか調べを進めています。