増元照明氏が、12月18日付のブログで、同日、民主党拉致問題対策本部が「追加制裁案」を議論する場に招かれた際、ある議員が行った発言を紹介している。
増元氏によれば次の通りである。
これまで「対北制裁措置」をしてきて、何の成果も出なかった。ここで、更なる「追加制裁」をして本当に解決になるのか疑問である。次期民主党政権になった場合、現与党より先にこのような「追加制裁措置」の政策を行うとした場合、北朝鮮との対話をする場合の足枷手枷になる。日本が強攻策をとることによって、北朝鮮の強硬派を勢いづかせ、民主党としての対話が困難になる。北朝鮮には、強硬派・中間派・宥和派がいると信ずる。であるから、現時点では何もしないほうが良い。
増元氏は、「あえて個人名は出さないが」としているが、この人物は鳥取県選出の川上義博参院議員(写真)である。やはりと言うべきだろう。
川上は、近年、朝鮮労働党のため最も情熱的かつ積極的に働いてきた親北議員である。嬉々として金正日の番頭役を務めるその姿を見ていると、人間はここまで倫理感を失えるのかと慄然たらざるをえない。
横田めぐみさんらの「ニセ遺骨」事件に関しても、川上は、北の弁護に汗を流してきた。その点については、下記エントリを参照頂きたい。
民主党・川上義博議員が浅はかな質問? 2007/11/01
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/370723/