うさフェスタ2010に関連して
本記事は一部の人たちを中傷しているため、不快感を与える内容です。記事をアップしようかどうか随分と迷いましたが、私のブログは読者も少ないし、影響力なんて微塵も無い点を鑑みて、書きたいことを書く事にしました。
本年の「うさフェスタ2010」では、ウサギを含めた生体の持ち込みは避けて欲しいとのことです。本当のところの理由は判りませんが、少なくとも表向きの理由は、動物愛護団体(または動物愛護を標榜している個人)から、あの会場に生体を持ち込むのは動物虐待だとクレームを受けたためだとのことです。
聞く話によると、ウサギのイベントなのにイヌを連れてきたり、人ゴミの中をキャリーに入れずにそのままウサギを連れた人などもいたそうなので、問題があったのは確かでしょう。
しかしだからと言って、ウサギを含めた生体の持込は避けて欲しいとする方針を打ち出すのはどうかと思います。視野の狭い官僚的な対応と言わざるを得ません。臭い物に蓋をして見て見ぬふりをする、自分たちに火の粉が飛ばなければいいとする主催店舗の逃避(事なかれ主義)以外の何物でもありません。
一部の動物愛護団体(と動物愛護を標榜する個人)は、時おり話題になる過激な新興宗教と見分けがつきません。自分たちが信じていることが唯一絶対の真理であって、その信念から外れる行為は全て「悪」と見做し攻撃します。 宗教の場合は「人類(個人)の救済」、動物愛護の場合は「生き物たちの平和」という美名のもと、自分たちの行為の崇高さに酔いしれて、他者の意見や状況に耳を貸すことはありません。そして、他者を攻撃すること=善行と言う幻想に踊らされています。
一部の動物愛護団体(と個人)は、間違った事を言っているわけではありません。むしろ考えの基盤は正しいと思います。しかしだからと言って、他者の考えや状況を理解しないまま批判していいという理屈にはなりません。
そして主催店舗。「言われたからやめる」という対応は余りにも短絡的で幼稚です。こういった事にクレームをつけてくるのは、他者への批判が活動だと盲信している狂信的な動物愛護団体(個人)です。真剣に耳を傾ける必要はありません。無視すればいい。ではどうすれば良かったのでしょうか。
簡単です。主催側が生体の持ち込みに関する細かいルールを設け、更に責任範囲を明確にすればいい事です。例えば、 ・捕食動物(イヌ、ネコ、フェレット、猛禽類、その他)の持込は禁止
・会場を連れて歩くときは、必ずハードキャリーに入れること ・店舗および許可された場所(牧草パークなど)以外ではキャリーから出さない ・生体を出す場合、他の個体と問題を起こさないよう飼い主は目を離さない ・生体の健康管理は飼い主の責任とし、生体に健康上の問題が発生しても主催側は関知しない ・生体同士で発生した事故(噛み付きなど)は飼い主同士の責任とし、主催側は関知しない ・生体の事故(転落など)は飼い主の責任とし、主催側は関知しない ・その他、主催側が危険と判断し勧告した注意事項には従う こういった感じです。これらのルールを設けてウサギの安全の確保と責任範囲を明確化した上で、ウサギの持込は制限しないという方針を出すべきではなかったでしょうか?
正直言って今回の方針を聞いた後、うさフェスタに対する興味が急速に失せました。一般客としては行かないと思います。 この点に限らず、どうも主催店舗の考え方や方針には賛同できない点が多すぎます。まるで、高校の文化祭の模擬店レベルの思考回路です。
もし「生体の持込は避けて欲しい」という方針が、動物愛護団体からのクレームではない別の理由に拠るのであれば、上記の批判は的外れです。しかし公開された理由が「動物愛護団体からのクレーム」であるため、それを根拠に記述することはあながち間違っていないと思います。
多くの動物愛護団体・動物保護団体は、本当に野生動物のことを考えた立派な活動をしています。私が本記事で指摘したのは、ペットとして既に流通している動物の扱いに対して、「そもそも動物をペットとして飼うことが動物虐待なんだ」とか言っているバカどもです。だったら批判する前に、ペット産業に対して切り込んでペット産業そのものを無くせばいい。飼っている個人を攻撃する事の無意味さを理解できない低脳どもです。
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コメント(17)
私、会場内を抱っこしてました〜
ただ、自分のうさぎの状態は見ればわかるので臨機応変にキャリーで休憩させたりしてました。自己弁護かな?でも、ウチのは何よりも出かけた時は抱っこが安心するし、99%飛び出す心配はないので。
長い時間キャリーバッグの中は可哀そう!飼い主さんの歩く揺れで酔っちゃう子もいるし。キャリーバッグから出して休憩させるところがないということは極端な話連れていくことは無理ですね。
うさぎとうさ友さんとの年に1回の交流も楽しみでした。だって、うさぎの年に1回の一大イベントですから、関西からもたくさんのうさ飼いさんも泊りがけでたくさんいらっしゃいます。
2010/8/24(火) 午後 7:24
自分のウサギのことを一番わかっているのは日頃見ている飼い主だと思いますし最終的な責任は飼い主にあるわけで、連れ歩きして、具合が悪くなるようなら最初から連れて出かることはしないでしょう。うさぎを飼う人が増えて犬を自由に連れ歩けるペット博のように大きな会場でもっとうさぎを連れた人がたくさん来る大きなイベントになるといいなと思っていたのに残念です。
今までの、うさフェスの趣旨“何か”の時にお出かけしてもストレスを感じないように「社交的なうさぎにしましょう!」から180度後退しましたね。抱っこが出来ない飼い主やお出かけしたことがない一部の飼い主のヒステリックな主張に屈したとしか思えません。“うさぎとは”って十把一絡げの理論は些か乱暴だと思います。
2010/8/24(火) 午後 7:26
一昨年までは会場を回っている警備員の方に乗っているノーリードの“警備うさぎ”が名物だったんですがね・・・見習いの3号までいたんですよ!
うさフェス、TAKAさんとゆりさんのお店がなかったら行かないかも。でも今年の様子次第では次は・・・
来年のERLも心配になってきました。
この分ではうさんぽ会も否定されそうですね。
ペットの多くは人間の好みで小さくしたり、毛を長くしたり、鳴かないようにしたりと、もともと自然には存在しない動物。愛玩用に作られた動物なんだからペットって飼い主に家族同様に可愛がられてこそのペット(愛玩動物)じゃないの〜〜〜
私は野生動物を保護しているのではないんですけどね。
長くなってすみません。
2010/8/24(火) 午後 7:27
> ふうママさん
ふうママさんのご指摘の通りだと思います。
最初に申し上げたいのは、別に抱っこして会場を歩いてもいいと私は思います。本文に記載したのはあくまで「例えば」であって、主催店舗がルールを決めれば済むことなんじゃないかという事を言いたかったわけです。
主催店舗の話やゆりさんの話を総合すると、主催店舗が保身に走る余り、非常にナーバスになっているように感じます。だったら開催しなければいいと思いますが、出店者がそれを許さないのでしょう。そこには、うさフェスタを交流の場、イベントの場として楽しみにしている飼い主さんの事は考慮されていません。ウサギが好きで、ウサギの情報交換を求める人はお呼びじゃないんです。
お金を払って商品を買ってくれる人だけがお客さんなわけで、そこに捩れた経済原理が見え隠れします。そうなるともう興味は沸きません。私はTAKAの荷物の搬入などをするので、会場には顔を出しますが、一般のお客としては行かないかも知れません。
ERLは屈折した動物愛護団体(個人)に負けて欲しくないし、うさんぽ会も信念を持って続けたいと思います。
2010/8/24(火) 午後 7:45
世の中にはさまざまな考えの方がいるので目立つといろいろ非難を受けるのは仕方がないことでありますが。
うさぎと飼い主の幸せが後退しないといいですね。
ペット=“犬・ネコ・うさぎ”まで一括りになるくらいにうさぎが普通にペットとして認められるようになることを望んでこれまで頑張ってきたのですが、肝心の“しっぽ”さんがこれではね。ガッカリです。
2010/8/24(火) 午後 9:15
> ふうママさん
出る杭は打たれる・・・という事でしょうね。
ウサギは古くは江戸時代から飼育されていたものの、ペットとしての歴史や世間の認知はまだまだ高くありません。各ショップが啓蒙活動というか、ウサギを正しく世間に知ってもらう活動を推進するのなら、ふうママさんを初めとする飼い主さん達がその活動を支援するという図式も成立するし、その活動が地道に継続するなら世間の認知度も少しずつ上がっていくと思っていました。だからこそ、ふうママさんも頑張って来れたのだと思います。
肝心なのは多少の非難や困難は跳ね除けて、活動を継続させる事でしょう。「継続は力なり」、月並みな表現ですが真実でもあります。
残念ながらうさフェスタは今年がターニングポイントで、単なる物品販売の模擬店になってしまい、ウサギを広く知ってもらう活動が1つ減ってしまうのかも知れません。
2010/8/24(火) 午後 9:47
私は負けませんよ〜〜〜
“出る杭は打たれる”けど“突き抜けてしまえばいい!”
うさんぽやブログの仲間と頑張ります!!
これからもよろしくです!!
2010/8/24(火) 午後 11:47
Noriさん、ふうママさんのおっしゃる事、すべてそのまま主催者側に伝えたいです!
説明会で色々理由を聞きましたが、こうなってしまったのは、結局、主催者が余計な責任を取りたくない、対応が面倒くさいからかな?と思ってしまいました。
去年は事前にしっかりした注意事項もなく(ロビーなど会場以外の場所では出さない、うさぎ以外の動物は連れてこない等)、当日も厳しくし注意しなかったからこうなってしまったんでしょうね。
「うさぎを連れているから仕方ない」という事で、犬連れの方も入れていたそうですが、そこでしっかり規制すべきだったんですよね。
2010/8/25(水) 午前 2:13 [ ゆり ]
入場者数が増えて事故が起こりかねないから、入場料を取る・うさぎの持ち込み制限をするなどの対処をするそうですが、だったら会場を変えて、お金が掛かるのであれば、見合うだけの入場料をとれば?って話ですよね。
そういった経緯を説明し、うさぎも入場できるのであれば、少し高くても楽しみにしている人は来ると思いますし・・・今回のやり方は私も納得いかないです。
あくまでも噂ですが、うさフェスはラビットショーがやりたいから行っているって聞いたことがあります。
もしそうだとしたら、主催者はラビットショーが出来れば、他はどうでもいいんでしょうね。
主催者はうさぎの持ち込みを制限することで「うさんぽのあり方も考えてほしい」と言っていました。
うさんぽも賛否両論ですが、私はこれからも続けて行きたいです。
否定的な意見は、抱っこやお出かけ出来ない子の僻みだとしか思えません。
「散歩は危険だからダメ」なんて言っていたら、犬や猫だって同じだと思いますし、
情報を交換したり、運動や気分転換になったり、いい事だって沢山あるのだから、
そういう所を見てほしいですね。
2010/8/25(水) 午前 2:13 [ ゆり ]
今回のうさフェス、本当につまらないですね。
凄く楽しみにしていたのに残念で仕方ないです。
私達でもう少し何とかなりませんかね・・・?
2010/8/25(水) 午前 2:14 [ ゆり ]
>ゆりさん
「うさんぽのあり方も考えてほしい」ですって?
過去のうさフェスタも生体の入場を制限し、普段の生体販売の際に「うさんぽは危険ですからしないように」と注意し、店舗への生体の持込を制限していたのなら、それは主催店舗のポリシーですから問題ありません。
しかし今年になって突然、180度方針変更をした上に、飼い主さんにも「考えて欲しい」などと上から目線で言い出すのは、これは明らかに「事なかれ主義」の宣言でしょう。主催店舗はうさぎ専門店としての役割を放棄したと看做されても反論はできませんね。
私たちでできる事・・・何かあるかも知れません。手段はいろいろ考えられますが、重要なのは継続することだと思います。うさんぽにしてもしかり。経験を積むことで様々な安全対策を工夫していけば、うさんぽは危険という意見を論破できるようになると思います。
2010/8/25(水) 午前 6:51
やはりうさんぽまで話は来てましたか!
「うさんぽのあり方」って?
だとしたら夏のうさんぽやノーリードなんて一番先にやり玉に上げられそうですね。
でも、とっても不思議なんですけど・・・
私の素朴な疑問。私にうさんぽのテレビ取材の依頼はぜ〜〜〜んぶ「しっぽ」さんからだったんですけどね。
話を総合すると最後のちい散歩が5月中旬だったからその後に、方向転換したんですね。
2010/8/25(水) 午前 10:02
> ふうママさん
ここまで極端に方針を変更するなんて、裏で何かあったのかも知れませんね(店の存続そのものに関わるような何かが)。
もしかして「うさフェスタ2011」は記念すべき「うさぎ年」なのに、開催しないなんて事にもなるかも知れません。来年こそ、うさぎの認知度アップに最適な年なのに残念です。
主催店舗には「信念」というものが無かったんですかね?
2010/8/25(水) 午後 0:06
今年からうさフェスに泊りがけで参加する地方組みの者です。
うさフェスは、他のうさ飼いさんに会えない地方在住者にとって、交流を広げる事が出来る素晴らしい機会だと、私は考えています。
しかし、ウサギさんが居ないとなると、会場に居る知らない人だけを見て、ウサギ飼いさんかどうかを見抜き、いきなり声をかけたり出来るほど、私は器用な人ではありません。
そうなると地方の私達は、高い宿泊費や交通費を払ってまで行く意味が薄れます。
主催者さんからの正式な発表はまだなようなので、もう少し様子を見てから妻と相談します。
2010/8/25(水) 午後 5:26 [ i_h*m* ]
> ハマさん
そうなんですよね。地方在住の方々にとって、うさフェスタが単なる模擬店になってしまうのはとても残念な事だと推察します。ハマさんが書かれている通り、ウサギの飼い主さんを見つけるという事もそうですし、逆に自分のウサを目利きの人に見て貰いながら相談する事も難しくなりますし。
主催店舗からの正式発表はまだですので、確かに様子見が正解かも知れませんね。
(まぁでもハマさん、チャチャさんに限っては、うさフェスタとは別にうさんぽをしてもいいと思いますけど)
2010/8/25(水) 午後 5:41
ここにコメントされている皆さんの意見、ごもっともですよね。
私、昨年のうさフェスに行った時はオージを迎えて1ヶ月経ってなかったんですけど、皆さんのうさちゃんを拝見したり抱っこさせていただいて「オージもみんなに好かれるウサになってもらおう!」と希望を持ちました。
この先、主催者さんの方向が変わるかは不明ですが今時点では幻滅です。
私もTAKAさんとゆりさんのお店がなければまったく行く気にならないです。
ふうママさんがおっしゃるように確かに昨年のうさフェスで「みんなに愛される…ストレスに負けない…社交性のあるうさぎを目指して…」なんていう言葉を聞きましたがその勢いはどこに行ったのでしょうね?
うさぎ年を契機にうさぎの魅力や正しい飼い方を周知する絶好のチャンスを見事に潰してますね
ちなみに昨日、ダンナが恵比寿店でしっぽ通信をもらってきたのですが、そこのうさフェスの案内には『うさちゃんと一緒の参加はできる限り控えてほしいと思います。長時間の移動は大きなストレスになるうさちゃんもいます』と書かれていました。
これまた曖昧な表現なんですよねぇ
2010/8/26(木) 午後 6:01
> あんにゃさん
「長時間の移動がストレスになる」のは、今に始まったことではありませんので、「何をいまさら」とは思っても、到底、納得できる理由ではありません。
仮に去年(あるいはそれ以前)、長時間移動のストレスで体調を崩したり亡くなったウサギがいたとしても、主催店舗はウサギを扱うプロ集団のはずですので、事前に予測し警告する義務を負っています。とすれば、去年(それ以前)にも同様の警告を出していなければいけません。
それをしていないという事は、プロとしての意識が欠如した儲け主義の集団か、あるいは今回の警告が「後付けの」理屈でしかないということなります。前者であれ、後者であれ、信用できる店とはとてもじゃありませんが、言えません。
2010/8/26(木) 午後 8:40