2日午前11時5分ごろ、千葉県市原市今富の寺の近くに止めた乗用車内で、元警察官でジャーナリストの黒木昭雄さん(52)が倒れているのを長男が発見し、119番した。救急隊が駆け付けたが既に死亡していた。車内から燃えた練炭が見つかり、県警市原署は自殺を図ったとみて動機などを調べている。
同署などによると、練炭は後部座席にあり、黒木さんは助手席で亡くなっていた。外傷はなかった。遺書などは確認されていない。黒木さんは元警視庁巡査部長で、事件や警察内部の問題などをテーマに活動していた。黒木昭雄・調査取材事務所によると、黒木さんは1日、家族に「仕事の打ち合わせに行って来る」と言って車で外出し、帰宅しなかったため、家族が行方を捜していたという。【中川聡子】
毎日新聞 2010年11月2日 20時42分(最終更新 11月2日 21時29分)