日中友好協会県連合会(名古屋市千種区、会員数約600人)は13日、尖閣諸島を巡る領有権問題についての講演会を名古屋市で開く。同協会の発足60周年記念行事として開催するもの。同問題で日中関係が悪化しているが、石川賢作・同協会県連会長は「尖閣問題は互いの主張をよく理解して、話し合いで解決すべきだ」と訴えている。
元名古屋大法学部助教授の畑田重夫氏が「戦後政治のなかの日中関係・尖閣諸島問題をどう見るか」としたテーマで講演する。尖閣諸島の歴史や、中国が領有権を主張するようになった経緯について説明し、国際情勢を分析する。
名古屋市千種区稲舟通1の39の生協生活文化会館4階ホールで午後2時から1時間半。参加費は1000円(学生500円)。問い合わせは同協会県連(052・763・1152)。【宮島寛】
毎日新聞 2010年11月11日 地方版