ロンドン(CNN) ロンドンで10日、キャメロン政権が計画する大学の学費値上げに反発する学生、教職員らによる抗議デモが発生、一部が暴徒化し与党第1党の保守党本部が入るビルに乱入、屋根に登って物を投げたり、窓ガラスを割ったり、壁に無政府主義的な字句をスプレーで書き付けるなどの騒ぎが起きた。
ビル外では放火が発生、爆竹も鳴り響いた。デモは総じて平和的に実施されたが、騒乱が起きると共に警官隊が排除に乗り出し、少なくとも51人が不法侵入容疑などで逮捕された。ロンドン警視庁によると、衝突で警官、デモ参加者双方で8人が軽傷を負った。
学生団体によると、抗議デモには5万人が参加した。同団体の指導者は、平和的な抗議行動を乱し、暴徒化したデモ参加者を非難した。声明も発表し、学費値上げは前世代のつけを次世代に押し付けるものと批判、前例のない参加者数を動員した今回の抗議行動は政治家への強いメッセージになるとも強調した。
学費値上げは政府が試みる財政赤字削減策の一環。年間の学費を現在の3000ポンドから最大で9000ポンドへ引き上げることや学生への補助金打ち切りなどを想定している。
しかし、学費値上げは各大学が望む学生数の規制などにつながるとの批判も出ている。
キャメロン政権が計画する大学の学費値上げに反発する学生、教職員らによる抗議デモが発生。一部暴徒化し与党第1党の保守党本部が入るビルに乱入する者も