(cache) サル大量死原因はウイルス 京大霊長類研 - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • サル大量死原因はウイルス 京大霊長類研


     サルが感染したSRV―4ウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

     京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)で飼育されていたニホンザルが大量死した問題で、同研究所は11日、「SRV―4(サルレトロウイルス4型)」というウイルスに感染して起こる「ニホンザル血小板減少症」が原因だったと発表した。

     同研究所によると、同ウイルスの宿主はカニクイザルで、ニホンザルの感染が確認されたのは初めて。サル特有のウイルスで、米国で人への感染が2例報告されているが発症者はいないという。

     研究所では両方のサルを飼育し、実験などで同じ部屋に入れることもあったという。調査委員長を務めた吉川泰弘北里大教授は「抗体を持たないニホンザルが感染、発症したのではないか」と説明。研究所は隔離を徹底するなどの対策を取っており、感染拡大はないとしている。

      【共同通信】