「国民が見る権利ある」=海保職員、読売テレビ取材に―ビデオ流出
時事通信 11月10日(水)23時27分配信
中国漁船衝突のビデオ映像流出事件で、日本テレビは10日午後、ニュース番組で、海上保安官(43)が系列の読売テレビの記者の取材に応じ、「あれを隠していいのか。この映像を国民は見る権利がある」と語ったと報じた。
放送によると、保安官は身分証を示し、「誰にも相談せずに1人でやった」と話した。「わたしがこういう行為に及ばなければ、闇から闇に葬られて跡形もなくなってしまうのではないか」と述べ、危機感を持っていたという。
入手方法ははっきりと語らず、「海上保安官であれば誰もが見られる状態だった。機密的扱いにはなっていなかったのは間違いない」と証言した。
さらに「多くの人に迷惑を掛けた。職を失うことも覚悟している」と語ったという。
読売テレビ総合広報部によると、あるルートを通じ、「sengoku38」を名乗る人物がいるとの情報を入手。取材要請の結果、保安官から連絡があり、記者が神戸市内で約2時間にわたって直接取材したという。
その後も保安官から何回も電話連絡を受け、記者は出頭を促した。10日朝には「上司に話をします」との連絡があったという。
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最終更新:11月11日(木)8時29分
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