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2010年11月10日(水) 19:30 |
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彦崎貝塚から熱帯の魚の骨
岡山市南区の彦崎貝塚から出土した骨が、熱帯や亜熱帯にしか生息しない魚のものであることがわかりました。 縄文時代早期の地球温暖化を証明する上で、重要な資料になると注目を集めています。
骨は、2003年に岡山市南区の彦崎貝塚から出土したものです。 岡山市文化財課によりますと、以来、彦崎貝塚からは同じような骨が50匹分以上出土しているということです。 これまで魚の種類はわかっていませんでしたが、この度、専門家の分析で、骨はトウカイハマギギのものであることがわかりました。 トウカイハマギギは、現在では台湾より南の熱帯や亜熱帯地域にしか生息しない魚で、骨が日本国内で見つかったのは初めてです。 縄文時代早期は、今より気温が2度ほど高かったとされていて、今回の分析結果は、その事実を裏付ける重要な資料となりそうです。
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