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使用済み制御棒、新たに2本にひび 柏崎刈羽原発7号機

2010年11月11日

 東京電力柏崎刈羽原子力発電所7号機で、使い終わって保管していた制御棒1本の軸部分に細かいひびが見つかった問題で、東電は10日、7号機で同様のひびが生じた使用済み制御棒が新たに2本見つかったと発表した。

 東電によると、2本のうち1本は、ステンレス製の軸部分の2カ所にほぼ全周にわたってひびが入り、一部は軸部分につながる金属板に達していた。もう1本は軸部分の1カ所にひびがあった。この2本は7号機が営業運転を始めた1997年から今年4月まで使われ、2007年の中越沖地震当時は炉内にあった。

 営業運転中の7号機では同じ型の制御棒25本が使われているが、東電は燃料漏れ防止策として全挿入している2本を除く23本について動作試験を実施し、問題ないことを確認したという。

■1号機、また炉水漏れ

 一方、東電は、営業運転中の1号機の原子炉建屋で9日午後、浄化装置のポンプ室で、空気抜き用の配管から炉水約9リットルが漏れたと発表した。外部への放射能の影響はない。ポンプ室では先月20日に配管接続部から炉水が漏れ、この日は復旧作業中だった。浄化装置を起動する際、配管の弁の調整を誤った可能性があるという。(清水康志)

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