2010/11/09

自転車用ヘルメットは玩具だと割り切れ

▼自転車用ヘルメットは、全体に穴があいており、軽量・通気性が特徴である。原付バイク・オートバイのように公道走行での着用義務がないため、現行法規では自転車用ヘルメットに関する基準は何ら定めがない。メーカーが手前みそ的な性能試験をしているにすぎない。

▼競技用ヘルメット手に取って見よ。発砲スチロールを強固剤で塗り固めたような、やわなつくりだ。両端を力強く押さえつけたら真っ二つに割れそうだし、ビンディングシューズなど底の固い靴で思いっきり踏んづけたら貫通しそうだ。

▼対自転車事故を想定した強度しか持ち合わせていないのであろう。これでは、速度差のある自動車が走行する一般公道での使用は心もとない。乗員がはね飛ばされコンクリートにたたきつけられても保護される、衝撃吸収性や耐貫通性がなければ意味がない。

▼現状、自転車用ヘルメットは公道というシビアな環境の前では玩具同然だ。装飾品だ。気休めにすぎない。装着義務がないにもかかわらず率先して着用しているからといって、「自転車乗りは安全意識が高い」と勘違いするのはやめよ。


道路交通法 第71条の4(要旨)
1. 自動二輪車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶらないで運転してはならない。
2. 原動機付自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶらないで運転してはならない。
(3〜6.省略)
7. 第1項及び第2項の乗車用ヘルメットの基準は、内閣府令で定める。

内閣府令(道路交通法施行規則第9条の5)
法71条の乗車用ヘルメットの基準
1. 左右、上下の視野が十分とれること。
2. 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
3. 著しく聴力を損ねない構造であること。
4. 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
5. 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
6. 重量が二キログラム以下であること。
7. 人体を傷つけるおそれがある構造でないこと。
競技用自転車 | Comments(16) | Trackback(0)
Comment
大いに賛成
・飛び石や事故は大変危険ですね。
オートバイの後輪を2輪に改造したいわゆる「トライク」は恐ろしい事にヘルメットの着用義務がありません。
オートバイ同様に身体は剥き出しのままノーヘルで走る輩がほとんどであり大変危険です。
取り締まるべきです。

・いかにフルフェイスヘルメットといえど、大型トラックの前には無力です。
象が踏んでもならぬ、大型トラックが踏んでも壊れないフルフェイスヘルメットをメーカーの責任において開発・普及させましょう。
それが成されぬ限り、全てスクーター・オートバイを公道走行させるべきではありません。
・自動車の衝突安全基準は時速50kmでの衝突を想定されたものとなっています。
ところが世に蔓延る自動車ときたら、その何倍のスピードが出るように作られているでしょうか。
メーカーの責任において、その自動車の出せる全ての速度域で運転者の安全を保証する車を作るべきです。
それが成されぬ限り(ry
・飛行機は途方もないスピード・高度で飛行しますが、
一度事故を起こした時の犠牲者の数たるや…
メーカーの責任において、(ry

ところで世捨人さんは自動車にお乗りのようですが、
さぞや鉄壁の備えをなさった車にお乗りなのでしょうね。
概ね、賛同です。
書かれていることは、ほぼその通りだと実感しています。
わたしの掲示板でもヘルメットについて考察していますが、
実体験に基づき、正直に書いています。
バイク用並みに安全性の高い自転車用ヘルメットも存在しますが、
特殊な環境にある方々の使用になっていますね。
わたしもそうですが、玩具のようなヘルメットも多く使っています。
無帽よりはいい、という判断です。
No title
もう俺達が語っていてもこの問題は埒が明きません。
OGKや消費者生活センターとかにこの問題を問い合わせてみてはいかがですか?私もよりよいヘルメットをかぶりたいですし。
No title
>世捨人さん

http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/kinnikunochikara
から来ました
あなたがkinnikunochikaraでよろしいでしょうか?

なぜあなたは、公共の場で
あのような、下品きわまりない質問や
人を不愉快にさせるためだけの解答を繰り返すのでしょうか?
このような行為は
『誰もが共感する憤怒』の対象だと思います
No title
もう、寝る時間だぞ。
ポリカーボネイトのような外装に、分厚い発砲スチロールを貼った製品ですが、
無いよりマシです。
実際、それで生き延びてこられましたから。

しかし、本当の競技用ヘルメットと比較すれば、
確かに「玩具」同然です。
即死は免れますから、そんな製品でも、
被るべきですね。
No title
>現行法規では自転車用ヘルメットに関する基準は何ら定めがない。
>メーカーが手前みそ的な性能試験をしているにすぎない。

筆者はSG規格、JCF認定規格の安全基準についてどうお考えでしょうか。
また自転車の乗車時にヘルメットの着用義務の無い日本ではヘルメットを
製造・販売している業者は少なく現在流通している物の多くは欧米、、EU諸国の
メーカーのものです。
特にヘルメットの着用義務のある国のメーカー、又はその国を対象として
輸出することを前提に開発されたヘルメットでは当然認定を義務付けられた
安全基準(米国CPSC、ヨーロッパCE)等の規格をクリアしていることになりますが
これについてはどうお考えでしょうか。

>二つに割れそう
>貫通しそう

毎度の事ながら検証等はなさっていないわけですね。
ところでビンディングシューズでヘルメットを踏む、という発想は
俺を踏み台に(以下略

>装着義務がないにもかかわらず率先して着用しているからといって

装着、装備義務のない安全装備というものは大体こういった懐疑的な
意見がつき物ですね。
エアバッグやABS等も登場したころは効果を疑問視する声がありました。
特にエアバッグ開発者の悲運は有名な話です。
しかし今では有用性が認められ米国では全車装備になっています。
また二輪用のエアバッグもやはり認知されるまでは相当の苦労が
あったそうですが現在では一部県警の白バイ隊も使用しています。

ところで前回の交通安全週間中に取られた統計ですが
都内で二輪車を運転しているライダーにアンケートを実施した
結果、ヘルメット以外で何らかのプロテクターを自主的に装備している
ライダーは全体の4.1パーセントに留まったそうです。
その理由のトップは面倒だからだそうですがやはり義務化しなければ
こういった安全装備は普及が進まないですね。

そういえばトライクにもヘルメットの着用義務は無いですね。
フェコとMP3だけは免許区分の変更と同時に規制を食らいましたけど。
No title
対自転車って言ってもレース中は時速70km出てますしバンクの外に放り出されたりしたら6m下に真っ逆さまなんですけどね。あと、前方で事故ったライダーに乗り上げて空を飛んだり・・・99年のル・マンでのベンツ程は飛びませんけどね→詳しくは動画サイトでググってみてください
いいアイデアだ!
わたしも消費者センターに問い合わせてみます。
Re: 大いに賛成
ある自動車メーカーの開発者は、衝突回避の研究で、大群の中でも互いにぶつかることがない、蚊やハエの動きを調査しているそうです。貴殿の提言内容も、実現に向け調査を進めているかもしれません。

> ところで世捨人さんは自動車にお乗りのようですが、
> さぞや鉄壁の備えをなさった車にお乗りなのでしょうね。

法規に適合した車両を乗っています。
ちなみにゴールド免許です。
Re: 概ね、賛同です。
エディさん

掲示板の記事内容を参考にさせていただきます。
Re: No title
一、さん
> もう俺達が語っていてもこの問題は埒が明きません。
> OGKや消費者生活センターとかにこの問題を問い合わせてみてはいかがですか?私もよりよいヘルメットをかぶりたいですし。

公道走行においては、自転車用ヘルメットに関する規制はありません。
野放図となっています。
Re: No title
横からさん
>筆者はSG規格、JCF認定規格の安全基準についてどうお考えでしょうか。

OGK社のHPを見ると、通学用ヘルメットにはSG規格製品はありますが、「ロード」用には見当たりませんでした。歩行者用ヘルメットよりも強度が低いのでしょうか?

>安全基準(米国CPSC、ヨーロッパCE)等の規格をクリアしていることになりますが
これについてはどうお考えでしょうか。

自転車道が整備された欧州と、自転車走行を想定していない日本の車道を比較するのは無理があります。ダンプカーや大型トラックと同じ土俵で走行しなければならない、シビアな環境においてはそれなりの強度が求められます。

>エアバッグやABS等も登場したころは効果を疑問視する声がありました。

自転車用の穴あきヘルメットは「貫通」しているため、制限速度が時速30キロの原動機付き自転車(原付バイク)でさえ認められていません。穴あきヘルメットが公道では有効でないことが実証されているのでは?

>そういえばトライクにもヘルメットの着用義務は無いですね。
>フェコとMP3だけは免許区分の変更と同時に規制を食らいましたけど。

三輪バイクは普通免許で運転ができヘルメット着用義務がないようですね。ただ、並んだ二輪の幅が46センチ未満のタイプだと二輪免許が必要で、ヘルメット着用義務が課せられたようです。いずれにせよ、三輪バイクは両足を地面に着けい状態でも転倒しないなど、二輪車より走行が安定していることは確かでしょう。
Re: No title
一、さん
> 対自転車って言ってもレース中は時速70km出てますしバンクの外に放り出されたりしたら6m下に真っ逆さまなんですけどね。あと、前方で事故ったライダーに乗り上げて空を飛んだり・・・99年のル・マンでのベンツ程は飛びませんけどね→詳しくは動画サイトでググってみてください

競輪用ヘルメットは頑丈です。
穴がありません。
No title
>「ロード」用には見当たりませんでした。

通学用ヘルメットのほかにトライアル、BMX用もSG規格です。
これはベンチレーションがあります。
シティユース用のヘルメットはSG規格を通っていません。
ロード、MTB用のヘルメットはJCF認定規格でOGKではSG規格と
同等程度の強度試験を行っているようですね。

 >ダンプカーや大型トラックと同じ土俵で

自転車道の整備は事故の防止を狙ったものです。
ヘルメットが義務化、自転車道の整備が進んでいる国でも
特に都市部ではガードレールや分離帯で自動車と分離されている
訳ではなく道路の端に自転車用の通行帯があるだけです。
ひとたび事故が起きれば身を守るものがヘルメットのみ、という
状況は変わりませんね。
安全基準は日本のSGより義務化が進んでいる海外の方が厳しいです。

 >制限速度が時速30キロの原動機付き自転車(原付バイク)
>でさえ認められていません。

筆者は時速60キロで走行する自動二輪と同様のヘルメットの規格
が自転車にも必要だと仰るわけですね。
私は過剰だと思いますが。

 >二輪免許が必要で、ヘルメット着用義務が課せられたようです。

というよりは単純に区分が自動二輪になったのです。
この規制は数年前にイタリアのオートバイメーカーピアジオ、ジレラ
両社がそれぞれ販売したMP3、フェコという2車種のみを対象としたものです。
これは車輪の幅にも関係しますが最大の特徴は旋回時に車体が傾斜する
機構を有していたことです。
つまりは二輪のオートバイとほぼ同じ挙動です。
車輪は3つだがあまりにもオートバイと必要とされる運転技術が変わらない、
ということで免許区分が四輪から二輪に変更されました。
ただし、同じように傾斜するトライクでもシンユーのボーグなどは
車輪の幅の関係から規制の対象外となりました。
ホンダのジャイロを改造したミニカー登録車も排気量の関係で対象外です。

 >三輪バイクは両足を地面に着けい状態でも転倒しないなど、
>二輪車より走行が安定していることは確かでしょう。

筆者は補助輪(笑)がどうたらこうたらと言い出した際にも同じような
事を仰っていましたね、3輪なので2輪より安定していると。
実際に乗ったことの無い方は大体同じようなことを言いますね。
私も自分が乗ってみるまではそう思っていましたから無理もありません。

確かに停車時は安定します。
オートバイのように立ちゴケすることは考えられないでしょう。
しかし走行中はよほどのものでないと安定はしません。
前1輪で後輪2輪、特に独立懸架機構やデフギアが装備されていない
モデルでは普通に走るのでさえ結構慣れが必要です。
カーブ時に4輪より横転の危険性が高いのは言うまでもありませんが
直進でも路面が少し荒れているとハンドルを取られます。
凸凹で駆動輪が片輪浮いてしまったときなどは勝手に曲がろうとします。
私は危険を感じ乗車時には二輪用ヘルメットを装備していました。


ところで筆者はゴールド免許との事ですがブログの記事を見るかぎり
自動車の車内から撮影した写真が多く見られます。
普段は助手席が定位置なのでしょうか。
また前々回記事のヘルメットの写真ですがよく見ると箱に入っていますね。
ご自身で購入して撮影されたのでしょうか。
No title
ヘルメットを被っているから意識が高い・安全と感じている人は少ないと思います。頭部が守られたところで、首が捻られたり胸部が圧迫されたりすれば命に関わります。トラックなどのタイヤに巻き込まれれば堅牢なヘルメットでも危ないでしょう。


ヘルメットの保護性能やノーヘル自体に対して規制はありませんが、検証テストの資料が無い状態で衝撃に対する保護機能まで否定してしまうのは乱暴だと思います。

対貫通性は失念していましたが外見だけで判断されてしまうのは、なんだかなぁ という気分です。
玩具やファッションであればそのうち相応の店舗で販売されるでしょう。


とはいえ、高いものだし、もしものときのために、一、自転車競技者さんと同様に、よく保護してくれるヘルメットは使いたいですね、少なくとも玩具コーナーに並ぶようなヘルメットは。
夜な夜な答えに窮して
世捨人さん、完全に答えに窮してしまったようで、昨夜も、相変わらず、こんな具合でした。

>>世捨人 :SG規格?、笑わせるな。2010-11-10 23:33
>>世捨人 :手前みそ的な試験にすぎません。2010-11-10 23:34
>>世捨人 :公道走行用のヘルメットは、もっとシビアな性能試験を行うべきです。2010-11-10 23:35
>>世捨人 :JCF認定規格?、笑わせるな。2010-11-10 23:37
>>世捨人 :身内で傷をなめあっているだけです。2010-11-10 23:38

SG規格も、JCF認定規格も「笑わせるな」の一言で終わり。(笑わせているのはどちらでしょう?)それしか言えません。おまけに「傷をなめあってる」にいたっては、本当に意味不明ですね。
傷って何ですか?
何かが世捨人さんの過去の心の傷にでも触れてしまったんでしょうか?
まあそれはいいとして、そのくせ、世捨人さんご自身の、自称「記事」は次の通りです。

>>両端を力強く押さえつけたら真っ二つに割れ【そうだ】し、ビンディングシューズなど底の固い靴で思いっきり踏んづけたら貫通【しそう】だ。
>>対自転車事故を想定した強度しか持ち合わせていないので【あろう】。

検証、性能試験どころか、ただの憶測、邪推、言いがかりに過ぎません。
ご自身では検証はしないんですか? 少なくとも別の機関の検証結果でも探してみてはいかがですか?

まあ、呆れた。これでジャーナリストなんですって。
もとより、しょせんご老人の「ジャーナリストごっこ」に過ぎませんから、目くじら立てることはないとは思いますが、これなら何でも言えますよねえ。
自称ジャーナリスト(笑)
取材も満足にできないジャーナリスト(笑)
自分で名乗ってて恥ずかしくはないんでしょうかねえ。

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