[PR]
ニュース:政治 RSS feed
【名言か迷言か】露大統領北方領土訪問「菅政権の外交無力」 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:名言か迷言か
ロシアのメドべージェフ大統領が1日、旧ソ連・ロシアの国家指導者として初めて北方領土の国後島を訪問した。日本政府は事実上の対抗措置として河野雅治駐露大使の一時帰国を決めたが、ロシア側はラブロフ外相が大統領の色丹、歯舞両島訪問計画を明らかにするなど矛を収める気配がない。
11月1日に発表された産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査(調査は10月30、31両日実施)では、菅直人内閣の支持率が政権発足後最低の36・4%まで下落。沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件など政府の外交・安全保障政策を「評価しない」との回答は71・8%に達した。
露大統領国後島訪問の一報を受け、自民党の石原伸晃幹事長は語った。
「メドべージェフ大統領がわが国固有の領土の北方領土を訪問したということであるならば、これはゆゆしき問題だ。菅政権の外交無力を追及させていただく一つの事実、現実だととらえている」
相次ぐ「外交無策」と支持率低迷に政府を支える与党からも厳しい指摘が出始めた。西岡武夫参院議長は2日の記者会見で、「政府はもう少し腰を落として、大変ご無礼だが、じっくり基本のことを考えてそれからいろんなことを決めてもらいたい」と政府の外交姿勢を批判した。
「今回ロシア大統領が北方領土に対してとった行動は、前に1回来るっていわれて、時間があるんですよね。その間、何をしておられたのか。そういう時間があるのに何もしなかったとすれば、政府として怠慢ではないか」
民主党の小沢一郎元代表も3日、インターネットサイト「ニコニコ動画」に出演し、尖閣、北方領土の政府対応をみていてはらはらすると批判し、こう述べた。