尖閣問題「中国と連携しない」台湾・馬英九総統
【台北=源一秀】台湾の馬英九総統は10日、総統府で読売新聞など日本メディアと会見した。馬総統は、中国と台湾それぞれが領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台列島)について、「この問題で中国と連携して対日行動をとることはない」と明言。
当面は領有権問題を棚上げにして、台湾漁民の権益保護を最優先に、日本との交渉に臨む考えを示した。
馬総統は尖閣諸島について、「領有権は我々にあるが、平和解決を望んでいる」と述べ、日台による同諸島近海での石油資源共同開発なども提案した。
また、中国の胡錦濤・国家主席の後継者に習近平・国家副主席が確定したことについては、「経済協力枠組み協定締結に象徴されるように中台関係(の進展)に後戻りはない。指導者の交代も大局に影響を与えない」と語った。
関連ニュース
- 主権棚上げで共同開発を=尖閣問題で改めて主張―台湾総統(時事通信) 11月10日 16:03
- 尖閣に新証拠、中国主張覆す 拓大教授指摘(産経新聞) 11月04日 08:00
この記事について
ブログを書く
過去1時間で最も読まれた国際ニュース
- 日本のビデオ流出に英語メディアは反応薄く 右傾化は懸念(gooニュース・JAPANなニュース) 11月9日 15:00
- 中国の戦術は裏目に出る危険性も(フィナンシャル・タイムズ) 9月28日 8:30
- 米の巨大クルーズ船、立ち往生 救援に空母派遣(朝日新聞) 11月10日 22:20
- 「自由なき繁栄は貧困」 米大統領、中国流の開発を牽制(朝日新聞) 11月10日 13:00
- 中国の裏庭でトラブル発生のレシピ(フィナンシャル・タイムズ) 10月1日 8:00