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【海保職員「流出」】「闇から闇へ葬られる…」 流出“始点”解明へ (1/2ページ)
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流出は「内部」からだった疑いが強まっている。沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件は10日、ビデオを流出させた海上保安官が流出を「告白」する新たな展開を迎えた。ビデオ流出は政治問題にも発展したが、刑事告発から2日。警視庁捜査1課は、11日にも捜査員を石垣海上保安部(沖縄県)に派遣。ビデオを海上保安官に渡した者がいたのか、流出の「始点」への捜査を本格化させる。
今後の捜査のポイントはビデオの入手先と動機だ。
流出した映像は石垣海保の職員が検察当局への説明用に編集したものだった。映像データは衝突事故の捜査過程で、CD−Rにコピーし、那覇地検に提出されたほか、同保安部で保管されていたことから、地検や保安部の職員が流出させた疑いが強いとされてきた。
海保関係者によると、海上保安官は「自分1人でやった」と話しているという。だが、海上保安官が最近、石垣島を訪問したことは確認されておらず、職責上、映像データを入手できる立場にはなかったことから、石垣海保の職員などが海上保安官に電子データなどで送付した可能性も考えられる。
海上保安官が何らかの手段でデータにアクセスした“単独犯”の可能性も否定はできないが、捜査幹部は「流出の『終点』だけでなく、『始点』を明らかにしなければ意味がない」とし、1次流出者の特定など入手経路の捜査を進める。
もう一つの柱は動機だ。