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FA権を取得し、動向に注目が集まっていたオリックス・後藤光尊内野手(32)が残留する意思を固めたことが9日、分かった。球団との交渉では3年総額3億円(金額は推定)という異例の好待遇を提示されたが、これまで態度を保留。中日など複数球団が獲得に興味を示していた。10日の球団との会談で、残留の意向を伝える見込みだ。
8月11日にFA権を取得。「強いチームでやってみたい」と移籍に気持ちが傾きかけたが、出した結論は「FA宣言せず残留」だった。関係者の話を総合すると「球団に何も残せてない。恩返ししたい」との思いが強かったという。
「3番・二塁」に指名された今季は、143試合に出場。9月16日の西武戦(スカイ)では、球団の二塁手シーズン最多安打(バルボンの163本)を55年ぶりに更新した。174安打、16本塁打、73打点は、いずれも自己最高だ。
「打てる二塁手」として今オフのFA市場では早くから注目を集め中日、楽天など複数球団が水面下で調査。オリックスも10月24日の2回目の残留交渉で、1度目で提示した2年契約の総額2億円(金額は推定)から大幅に上積みし、3年総額3億円を提示。今季年俸が5300万円で、1億円を超える日本人選手がいないチーム状況を踏まえると、異例の好待遇だった。
「チームを背負っていく選手。できることはしてあげたい」と村山良雄球団本部長(63)。後藤が指導者の夢を持っていることから、球団が“コーチ手形”を提示するなどアピールを続けてきた。
01年にドラフト10巡目で入団してからオリックス一筋。後藤は岡田監督の下、15年ぶりの優勝を目指し来季に臨む。
◆残留までの経過
▼8月11日 出場登録日数が8年に達し、国内移籍が可能なFA権の取得条件を満たす。「意外に早く取れたなと思う。(権利行使は)その辺を含めてじっくり考えたい」
▼9月29日 「オリックスでできるのに越したことはないが、いろいろな話も聞いてみたい」と行使を示唆。
▼10月10日 神戸市内の球団事務所で1回目の残留交渉を行ったが、わずか5分で終了。
▼同20日 岡田監督が調査を進める複数球団の名前が挙がっていることに「ホンマやったらタンパリングで怒らなアカン」とけん制。
▼同24日 神戸市内で約30分、2回目の交渉。「宣言はします」と明かすも、「異例の条件を提示してもらった。余計に迷います」と複雑な胸中を吐露。
(2010年11月10日12時06分 スポーツ報知)
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