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国民に見る権利…航海士、読売TVが数日前取材

読売新聞 11月10日(水)21時25分配信

 国家公務員法違反容疑で警視庁の事情聴取を受けている神戸海上保安部の主任航海士とみられる男性は、数日前、神戸市内で読売テレビ(大阪市)の記者の取材に応じていた。

 10日夕の同テレビのニュース番組によると、先週末にビデオ映像流出が発覚した後、「sengoku38」と名乗る男性から知人を介して報道局記者に連絡があり、この記者が面会して約2時間取材した。

 男性は待ち合わせ場所を神戸市内に指定。取材では、海上保安官の身分証明書を示したうえで、言葉を選びながら落ち着いた様子で動機などを語った。

 まず、男性は中国漁船衝突の映像をインターネット上に公開したことを明かし、「あれを隠していいのか。私がこういう行為に及ばなければ、闇から闇に葬られて跡形もなくなってしまうのではないか。国民は映像を見る権利がある」「誰にも相談せず一人でやった」などと語った。

 映像については、「海上保安官なら誰でも見られる状態にあった。機密的な扱いではなかったのは間違いない」と説明。しかし、映像入手の詳しい経緯やネット上に公開した具体的方法については、「お互い知らないほうがいい」などと言及を避けたという。

 一方で男性は自身の行為を振り返り、「内部告発のようなことをして覚悟はしている。だが、逮捕となれば、職場の同僚や上司だけでなく、家族にも迷惑をかけ、仕事を失うことにもなる」などと涙を見せながら語る場面もあったという。取材した記者は当初、信ぴょう性に疑いを持っていたが、このやり取りから「本当に流出させたのではないか」と感じたという。

 面会取材の前にも、男性は同テレビに対し、何度か電話で映像流出に関する情報を伝えていたといい、その際、「逮捕された時点で自分の主張を国民に伝えてほしい」と要望していたという。

最終更新:11月10日(水)21時25分

読売新聞

 

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