東京都八王子市と磐田市で計約3200万円を奪うなど四つの事件で強盗などの罪に問われた東京都江戸川区東松本1、電気工、岡本健二被告(31)に対し、静岡地裁浜松支部は9日、懲役10年(求刑・懲役13年)の判決を言い渡した。
行方美和裁判官は判決で「いずれの犯行も計画的で、極めて危険なものだった。利欲的な犯行動機に酌量の余地はない」と述べた。
判決によると、岡本被告は仲間5人と共謀して09年1月19日、八王子市でパチンコ店の売上金約2038万円を奪ったほか、同年6月2日には磐田市中泉の民家に侵入し、女性の両手足を縛り、現金約1167万円を奪うなどした。
岡本被告については妻とともに、長男海渡(かいと)君(当時7歳)を自宅で虐待して死なせた傷害致死罪で東京地裁が先月、懲役8年の判決を言い渡していた。【仲田力行】
毎日新聞 2010年11月10日 地方版